2025-07-19 04:23 の謎
謎解き問題:消えた宝石「星の涙」
物語
名探偵であるあなたは、ある富豪の邸宅に招かれました。富豪、ミスター・スミスは、世界的に有名な宝石「星の涙」を盗まれたというのです。
「星の涙」は、夜空のような深い青色をした巨大なダイヤモンドで、その美しさから多くの人々を魅了してきました。
事件当日、邸宅にはミスター・スミス、彼の娘であるエミリー、執事のジョン、そして庭師のピーターがいました。
彼らの証言は以下の通りです。
- ミスター・スミス: 「私は午後8時から書斎で読書をしていました。9時頃、飲み物を取りに部屋を出た際、金庫が開いていることに気づき、星の涙がなくなっていました。」
- エミリー: 「私は午後7時から自分の部屋で友人たちとオンラインゲームをしていました。9時半頃に父の悲鳴を聞いて書斎に駆けつけました。」
- ジョン: 「私は午後6時から夕食の準備をし、8時に夕食を終えました。その後、食器を片付け、9時からは自分の部屋で休憩していました。」
- ピーター: 「私は午後5時から庭の手入れをしていました。8時頃に作業を終え、休憩室で夕食を済ませ、9時からは温室で植物の世話をしていました。」
邸宅の調査の結果、以下の事実が判明しました。
- 書斎の金庫はダイヤル式で、ミスター・スミスしか暗証番号を知りません。
- 金庫には、こじ開けられたような跡はありませんでした。
- 邸宅の出入り口は全て施錠されており、外部からの侵入者は考えにくい状況です。
- エミリーの部屋のパソコンのログには、午後7時から9時半までオンラインゲームをしていた記録が残っています。
- ジョンは夕食後、自分の部屋で休憩していたと証言していますが、部屋には読んだ形跡のある本が置いてありました。
- ピーターが温室で植物の世話をしていた時間、温室の鍵は閉まっていました。ピーターは鍵の管理を任されています。
問題
これらの証言と事実から、「星の涙」を盗んだ犯人を突き止めてください。犯人は誰で、どのようにして「星の涙」を盗み出したのでしょうか?
解答
犯人はジョンです。
推理
- 外部からの侵入: 邸宅が施錠されており、外部からの侵入は困難です。
- ミスター・スミス: 金庫の暗証番号を知っており、読書をしていたと証言していますが、自分で盗む理由が見当たりません。
- エミリー: オンラインゲームのログがあり、アリバイが成立します。
- ピーター: 温室の鍵を管理しており、温室にいた時間帯は鍵が閉まっていたため、金庫に近づくことは困難です。
- ジョン: 夕食後、自分の部屋で休憩していたと証言していますが、読んだ形跡のある本が置いてあったという点が不自然です。休憩していたのならば、本を読む必要はありません。
ジョンは夕食後、休憩していたと見せかけて書斎に忍び込みました。彼は以前からミスター・スミスに仕えており、書斎の構造や金庫の位置を知っていたと考えられます。ジョンは金庫の暗証番号を盗み見る機会があったか、もしくはミスター・スミスの行動パターンから暗証番号を推測した可能性があります。そして、ミスター・スミスが飲み物を取りに部屋を出た隙に金庫を開け、「星の涙」を盗み出したのです。盗んだ宝石は自分の部屋に隠し、何事もなかったかのように振る舞っていました。