2025-07-18 17:14 の謎

毎日謎解き:不思議な図書館と秘密の書物

物語

あなたは、街の片隅にひっそりと佇む「忘れられた図書館」に迷い込んだ。長い間閉鎖されていた図書館は、埃っぽく、静寂に包まれている。ふと、古びた机の上に一冊の本が開かれているのを見つけた。表紙には何も書かれていないが、中のページには奇妙な記号と文章が書かれている。

その本の最初のページには、こう書かれている。

「知恵を求める者よ、この書は汝に試練を与える。隠された言葉を見つけ出し、真実の扉を開け放て。」

次のページには、いくつかの記号と文章が並んでいる。

  1. 〇△□ × = 東
  2. △□〇 ÷ × = 南
  3. □〇△ + × = 西
  4. 〇 + △ + □ = ?

最後のページには、こう書かれている。

「?に当てはまる方角を、この図書館の秘密の場所に隠された鍵のありかを示す言葉として使いなさい。」

図書館の中を探索すると、壁に「東」「南」「西」と書かれた小さな扉があるのを見つけた。鍵はどこにあるのだろうか?

上記の記号と文章から、「?」に当てはまる方角を導き出し、鍵のありかを示す言葉を答えてください。

解答

まず、記号と方角の関係性を分析します。

記号の順番と、演算子(×, ÷, +)が方角を決定する要素であると考えられます。

それぞれの式を比較すると、以下の規則性が見えてきます。

これらの規則性から、記号の順番と演算子の組み合わせが重要であることがわかります。

問題の式は 〇 + △ + □ = ?なので、 記号の順番は〇△□で、演算子は+です。

ここで、上記で発見した規則と照らし合わせると、 □〇△の順番で、演算子が+のとき西であることに対して、 〇△□の順番で、演算子が+の場合は、どの規則にも当てはまりません。

しかし、問題文をよく読むと、 「?に当てはまる方角を、この図書館の秘密の場所に隠された鍵のありかを示す言葉として使いなさい。」 と書かれているので、この?に当てはまる方角は、東西南北のいずれかである必要はありません。

そこで、〇△□ × = 東、△□〇 ÷ × = 南、□〇△ + × = 西を 別の視点から見てみます。

それぞれの式の左辺には、〇、△、□、× が全て含まれています。 また、それぞれの演算子は、×、÷、+で、それぞれの式で違う演算子が使われています。 そして、それぞれの式の右辺は、東西南のいずれかです。 これらの要素から、それぞれの式は、〇、△、□、×、÷、+ の6つの要素を使って、 東西南のいずれかを表すための暗号であると考えられます。

そこで、それぞれの記号をa,b,cとして、3つの式を整理します。 a,b,cは、それぞれ違う数字が入ると仮定します。

  1. a, b, c, × = 東
  2. b, c, a, ÷, × = 南
  3. c, a, b, +, × = 西

ここで注目するのは、1~3の式に共通して含まれる、×です。 × を共通の文字と考えると、÷, +は、それぞれ違う文字なので、 x, y と置き換えることができます。 そして、東西南も、別のアルファベットに置き換えます。 すると、それぞれの式は

  1. a, b, c, × = d
  2. b, c, a, x, × = e
  3. c, a, b, y, × = f

となります。 この時、問題文を読み返すと、 「隠された言葉を見つけ出し、真実の扉を開け放て」 と書かれています。 つまり、この〇 + △ + □ = ?という式は、暗号を解き放つための最後の試練ということがわかります。 そして、?はアルファベットなので、この式もアルファベットに置き換えることができます。 〇 + △ + □ = ? を a + b + c = g とします。 この時、最後のページの文章は、「gに当てはまる方角を、この図書館の秘密の場所に隠された鍵のありかを示す言葉として使いなさい。」となるので、鍵のありかは、g に関連する場所にあると考えられます。

ここで、図書館ということを考えると、図書館には本が置いてあるので、それぞれのアルファベットを、本に置き換えて考えることができます。 a,b,c,d,e,f,gは、それぞれ別のアルファベットなので、別の本です。 そして、鍵はgの本に隠されていると仮定します。 アルファベットの本で、一番有名なものといえば、アルファベット順に並んだ本です。 a,b,cと並んでいる本に、注目してみます。 a,b,cと並んでいる本を探す時に、私達は何をするでしょうか? 本棚の前で、a,b,cと書かれたラベルを探すはずです。 つまり、ラベルこそが、鍵のありかを示す言葉です。

鍵のありかを示す言葉: ラベル