2025-07-17 17:13 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語:
ある日、王室の宝物庫から、代々受け継がれてきた大切な王冠が忽然と姿を消しました。王冠は厳重な警備のもとに保管されており、外部からの侵入の形跡は一切ありません。
事件の捜査を依頼されたあなたは、宝物庫の関係者である以下の4人から事情聴取を行うことにしました。
- 庭師のゴードン: 「朝早くから庭の手入れをしていました。宝物庫には近づいていません。」
- 料理長のベアトリス: 「朝食の準備で忙しかったわ。宝物庫に用はありません。」
- 侍従長のセバスチャン: 「王冠の管理は私の仕事です。しかし、今朝確認した時には既に無くなっていました。」
- 王女のアメリア: 「昨夜、王冠が輝いているのを見たわ。とても美しかった。」
さらに、あなたは以下の事実を知っています。
- 犯人は、宝物庫に自由に出入りできる人物である。
- 犯人は、嘘をついている。
- 王女アメリアが最後に王冠を見たのは、盗難事件が発生する前の晩である。
問題:
上記の証言と事実から、王冠を盗んだ犯人を突き止めてください。
解答
犯人は侍従長のセバスチャンです。
理由:
- 宝物庫への自由な出入り: 庭師ゴードンと料理長ベアトリスは、宝物庫に自由に出入りできるとは限りません。侍従長セバスチャンは、王冠の管理責任者であるため、自由に出入りできると考えられます。王女アメリアは王族なので自由に出入りできます。
- 嘘をついている人物: 犯人は嘘をついているという証拠があります。
- 消去法と矛盾の発見:
- 庭師ゴードン:アリバイがあり、宝物庫への出入りが自由とは限らないため、犯人である可能性は低い。
- 料理長ベアトリス:アリバイがあり、宝物庫への出入りが自由とは限らないため、犯人である可能性は低い。
- 王女アメリア:最後に王冠を見たのは盗難事件の前であり、王冠が盗まれた時間帯のアリバイはない。また、証言に嘘が含まれているとは考えにくい。
- 侍従長セバスチャン:「今朝確認した時には既に無くなっていました」という証言は、管理責任者としての義務を怠ったことを隠蔽している可能性があります。もし本当に確認していれば、盗まれたことにすぐ気づくはずです。
以上のことから、侍従長セバスチャンが王冠を盗み、それを隠蔽するために嘘をついていると考えられます。