2025-07-17 11:11 の謎
毎日謎解き:ある奇妙なパーティー
あなたは友人に招待され、ある奇妙なパーティーに参加しました。会場は豪華な邸宅ですが、どこか不気味な雰囲気が漂っています。参加者は皆、仮面をつけており、互いの素性を知りません。
パーティーの主催者は、時折、参加者に謎めいた言葉を投げかけます。今夜、主催者はこう言いました。
「今宵のパーティーには、嘘つきが3人、正直者が2人、そして奇人が1人混ざっている。嘘つきは常に嘘をつき、正直者は常に真実を語る。奇人は、嘘をつくことも真実を語ることもある。」
パーティー参加者A、B、C、D、Eは、それぞれ以下のように発言しました。
- A:「私は正直者だ。」
- B:「Cは嘘つきだ。」
- C:「Dは奇人だ。」
- D:「Eは正直者だ。」
- E:「Aは奇人だ。」
さて、この中で嘘つき、正直者、奇人はそれぞれ誰でしょうか?
解答
この問題を解くには、まずそれぞれの発言が真実だと仮定した場合と、嘘だと仮定した場合を分析します。そして、矛盾が生じない組み合わせを探します。
-
Aの発言:「私は正直者だ。」
- もしAが正直者なら、Aの発言は真実です。
- もしAが嘘つきなら、Aの発言は嘘です。
- もしAが奇人なら、Aの発言は真実の時も嘘の時もあります。
-
Bの発言:「Cは嘘つきだ。」
- もしBが正直者なら、Cは嘘つきです。
- もしBが嘘つきなら、Cは正直者か奇人です。
- もしBが奇人なら、Cが嘘つきの時もそうでない時もあります。
-
Cの発言:「Dは奇人だ。」
- もしCが正直者なら、Dは奇人です。
- もしCが嘘つきなら、Dは正直者か嘘つきです。
- もしCが奇人なら、Dが奇人の時もそうでない時もあります。
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Dの発言:「Eは正直者だ。」
- もしDが正直者なら、Eは正直者です。
- もしDが嘘つきなら、Eは嘘つきか奇人です。
- もしDが奇人なら、Eが正直者の時もそうでない時もあります。
-
Eの発言:「Aは奇人だ。」
- もしEが正直者なら、Aは奇人です。
- もしEが嘘つきなら、Aは正直者か嘘つきです。
- もしEが奇人なら、Aが奇人の時もそうでない時もあります。
これらの情報を元に、可能な組み合わせを検討します。重要なのは、嘘つきが3人、正直者が2人、奇人が1人という条件を満たす必要があることです。
まず、Aの発言から、Aが嘘つきの場合、Aは嘘つきです。Aが正直者の場合、Aは正直者です。
次に、Eの発言から、Aが奇人の場合、Eが正直者ならAは奇人ですが、Eが嘘つきならAは正直者か嘘つきです。
もし、Aが正直者だったと仮定すると、Eは嘘つきでなくてはなりません。また、Eが嘘つきの場合Dは正直者となります。BとCが嘘つきだと仮定すると、パーティーの条件を満たします。
以下のように仮定してみましょう。
- A:正直者
- B:嘘つき
- C:嘘つき
- D:正直者
- E:嘘つき
この仮定が正しいか検証します。
- A:「私は正直者だ。」(真)
- B:「Cは嘘つきだ。」(Cは嘘つきなので真、Bは嘘つきなので矛盾)
- C:「Dは奇人だ。」(Dは正直者なので偽、Cは嘘つきなので矛盾しない)
- D:「Eは正直者だ。」(Eは嘘つきなので偽、Dは正直者なので矛盾)
- E:「Aは奇人だ。」(Aは正直者なので偽、Eは嘘つきなので矛盾しない)
この仮定は成り立ちません。
今度はAが嘘つきだったと仮定します。 そうすると、Eは正直者である必要があります。
以下のように仮定してみましょう。
- A:嘘つき
- B:正直者
- C:嘘つき
- D:嘘つき
- E:正直者
この仮定が正しいか検証します。
- A:「私は正直者だ。」(偽)
- B:「Cは嘘つきだ。」(Cは嘘つきなので真)
- C:「Dは奇人だ。」(Dは嘘つきなので偽)
- D:「Eは正直者だ。」(Eは正直者なので真、Dは嘘つきなので矛盾しない)
- E:「Aは奇人だ。」(Aは嘘つきなので偽)
この仮定は成り立ちません。
最後にAが奇人だったと仮定します。 Aが奇人の場合、Eも奇人の可能性があります。
以下のように仮定してみましょう。
- A:奇人
- B:嘘つき
- C:正直者
- D:嘘つき
- E:正直者
この仮定が正しいか検証します。
- A:「私は正直者だ。」(奇人なので真の時も偽の時もある)
- B:「Cは嘘つきだ。」(Cは正直者なので偽)
- C:「Dは奇人だ。」(Dは嘘つきなので偽)
- D:「Eは正直者だ。」(Eは正直者なので真)
- E:「Aは奇人だ。」(Aは奇人なので真)
この仮定は成り立ちません。
以下のように仮定します。
- A:嘘つき
- B:正直者
- C:嘘つき
- D:正直者
- E:奇人
この仮定が正しいか検証します。
- A:「私は正直者だ。」(偽、矛盾しない)
- B:「Cは嘘つきだ。」(真、矛盾しない)
- C:「Dは奇人だ。」(偽、矛盾しない)
- D:「Eは正直者だ。」(真、矛盾しない)
- E:「Aは奇人だ。」(Aは嘘つきなので真も偽もありうる、矛盾しない)
この仮定は成り立ちます。
したがって、
- 嘘つき:A、C
- 正直者:B、D
- 奇人:E