2025-07-17 10:13 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語
古の王国、エルデンブルグ。そこには代々受け継がれてきた「太陽の王冠」と呼ばれる、まばゆいばかりに輝く王冠がありました。しかし、ある朝、王冠は王宮の宝物庫から忽然と姿を消してしまったのです。
王様は、王国一の知恵者であるあなたに、王冠の捜索を依頼しました。宝物庫は厳重に警備されており、侵入できたのは限られた者だけ。容疑者は以下の4人に絞られました。
- アリア:王様の姪で、美しくも聡明な女性。王位継承権も持っています。
- バルド:王国の騎士団長。忠誠心に厚く、武勇にも優れています。
- セリア:王宮の庭師。植物に詳しく、宝物庫の裏庭にも出入りできます。
- ダリウス:王国の歴史学者。王冠にまつわる伝説に詳しく、宝物庫の構造にも精通しています。
捜査の結果、以下の証言が得られました。
- アリアは、「バルドが王冠を狙っているのではないかと心配していた」と証言しました。
- バルドは、「セリアが最近、不審な行動をしていたのを見た」と証言しました。
- セリアは、「ダリウスが王冠の伝説について熱心に調べていた」と証言しました。
- ダリウスは、「アリアが王冠の価値を最近になって頻繁に尋ねてきた」と証言しました。
さらに、王宮の警備隊長は、「犯人は、嘘をついている人物の中にいる」と断言しました。
あなたは、それぞれの証言を注意深く分析し、誰が嘘をついているのか、そして誰が王冠を盗んだ犯人なのかを突き止めなければなりません。
問題
上記の証言と警備隊長の言葉から、王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
犯人はバルドです。
理由
- 仮定:アリアが犯人だと仮定すると:
- アリアの証言は真実でなければなりません(「バルドが王冠を狙っているのではないかと心配していた」)。
- ダリウスの証言も真実でなければなりません(「アリアが王冠の価値を最近になって頻繁に尋ねてきた」)。
- しかし、犯人は一人なので、アリアが犯人なら他の容疑者は嘘をついていることになります。すると、バルドの「セリアが最近、不審な行動をしていたのを見た」という証言も嘘になります。ダリウスの証言が真実で、バルドの証言が嘘になるのは矛盾です。
- 仮定:セリアが犯人だと仮定すると:
- バルドの証言は真実でなければなりません(「セリアが最近、不審な行動をしていたのを見た」)。
- セリアの証言は嘘でなければなりません(「ダリウスが王冠の伝説について熱心に調べていた」)。
- この場合、矛盾は生じません。
- 仮定:ダリウスが犯人だと仮定すると:
- セリアの証言は真実でなければなりません(「ダリウスが王冠の伝説について熱心に調べていた」)。
- ダリウスの証言は嘘でなければなりません(「アリアが王冠の価値を最近になって頻繁に尋ねてきた」)。
- この場合、矛盾は生じません。
- 仮定:バルドが犯人だと仮定すると:
- アリアの証言は嘘でなければなりません(「バルドが王冠を狙っているのではないかと心配していた」)。
- バルドの証言は嘘でなければなりません(「セリアが最近、不審な行動をしていたのを見た」)。
- セリアとダリウスの証言は真実でなければなりません(「ダリウスが王冠の伝説について熱心に調べていた」「アリアが王冠の価値を最近になって頻繁に尋ねてきた」)。
- この場合、矛盾は生じません。
次に、嘘をついている人物が1人だけという条件に注目します。
- アリアが犯人だと仮定すると、バルド、セリア、ダリウスの3人が嘘をついていることになり、条件に反します。
- セリアが犯人だと仮定すると、アリア、バルド、ダリウスの3人が嘘をついていることになり、条件に反します。
- ダリウスが犯人だと仮定すると、アリア、バルド、セリアの3人が嘘をついていることになり、条件に反します。
したがって、バルドが犯人である場合、アリアとバルドの証言が嘘、セリアとダリウスの証言が真実となり、条件に矛盾しません。
結論
王冠を盗んだ犯人は、騎士団長のバルドです。