2025-07-14 07:16 の謎
今日の謎解き:消えた王冠の謎
物語:
あなたは、名探偵シャーロック・ホームズの助手であるワトソンです。ある日、王室から緊急の依頼が舞い込みました。
「大変です!明日の戴冠式で使用するはずの王冠が、今朝、厳重に警備された王室の宝物庫から消えてしまったのです!」
国王はひどく落胆しており、明日の戴冠式は中止もやむを得ない状況です。しかし、国王はシャーロック・ホームズに最後の望みを託しました。
ホームズとあなたは、すぐに王室の宝物庫へ向かいました。
現場の状況:
- 宝物庫の扉は二重ロックされており、どちらも施錠されたままで、こじ開けられた形跡はありません。
- 鍵を持っているのは、国王、宰相、そして宝物庫の警備責任者の3人だけです。
- 宝物庫の中には、王冠が置かれていた台座と、赤いベルベットのクッションだけが残されています。
- 宝物庫の窓はすべて内側から施錠されており、窓ガラスも割れていません。
- 宝物庫に通じる秘密の抜け道などは存在しません。
- 警備員の話によると、昨夜から今朝にかけて、宝物庫の前を警備していたのは彼だけで、誰も宝物庫に出入りするのを見ていないとのことです。
- しかし、警備員は一晩中、交代することなく警備をしていたため、少し疲れていたようです。
- 宝物庫の中には、あなたの他に、国王、宰相、警備責任者がいます。
証言:
- 国王: 「私は今朝、王冠を確認するために宝物庫に来ました。まさか、王冠が消えているとは夢にも思いませんでした。」
- 宰相: 「昨夜、私は国王から王冠の状態を確認するように言われ、宝物庫を訪れました。その時は確かに王冠は台座の上にありました。」
- 警備責任者: 「昨夜から今朝にかけて、宝物庫の前を誰一人通していません。警備は万全だったはずです。」
手がかり:
- 宝物庫の床には、ほんのわずかに赤いベルベットの繊維が落ちていました。
- 警備責任者は、少し眠そうな顔をしています。
- 宰相は、手に小さなベルベットの袋を持っています。
問題:
上記の状況と証言から、王冠を盗んだのは誰でしょうか?そして、どのようにして盗んだのでしょうか?
解答
犯人:宰相
方法:
宰相は、昨夜王冠を確認しに宝物庫へ行った際、王冠の一部、例えば宝石などを小さなベルベットの袋に入れて持ち出しました。
その際、ベルベットの繊維が落ちてしまいました。
その後、警備員が眠っている隙に、王冠の残りの部分も同様にベルベットの袋に入れて持ち出しました。
理由:
- 宰相が手にベルベットの袋を持っている点が不自然です。王冠の状態を確認するためだけに、ベルベットの袋を持ち込む必要はありません。
- ベルベットの繊維が落ちていることから、王冠がベルベットに包まれて持ち出された可能性を示唆しています。
- 警備員が疲れていたため、宰相が侵入する隙があったと考えられます。
- 国王は王冠を確認しに来た際、無くなっていたため犯人ではない。警備責任者は眠かっただけで盗んでいないと考えられる。