2025-07-14 04:33 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠と秘密の晩餐会
物語
古都シルヴァニアの博物館で、国宝である「太陽王の王冠」が盗まれる事件が発生しました。王冠は厳重な警備をかいくぐり、まるで魔法のように消え去ったのです。
事件当日、博物館では市内の名士たちを集めた晩餐会が開かれていました。参加者は以下の5人です。
- アリス: 有名な歴史学者
- ボブ: シルヴァニア市長
- キャシー: 地元の資産家
- デイビッド: 博物館の館長
- エミリー: 人気の推理小説家
警察の捜査によると、晩餐会中、参加者はそれぞれ以下のような行動をしていました。
- アリスは、ボブとキャシーに、最近発見された古代文字の解読について熱心に語っていた。
- ボブは、キャシーとデイビッドに、市内の再開発計画について説明していた。
- キャシーは、デイビッドとエミリーに、新しい美術品のコレクションについて話していた。
- デイビッドは、エミリーとアリスに、博物館の運営状況について相談していた。
- エミリーは、アリスとボブに、新作の推理小説のプロットを話していた。
王冠が盗まれた時間帯、参加者たちは皆、互いにアリバイを証言していました。しかし、よく調べると、全員が嘘をついていることが判明しました。ただし、全員が嘘をついているのは、それぞれの行動の相手についてのみです。例えば、アリスはボブとキャシーに話していたと言っていますが、実際にはどちらにも話していません。
問題
論理的に考えて、王冠を盗んだのは誰でしょうか?
解答
盗んだのは デイビッド です。
理由
各人の証言を整理し、嘘を考慮して真実を導き出します。
- アリス: ボブとキャシーに話していたと証言 → 実際にはボブとキャシーには話していない。
- ボブ: キャシーとデイビッドに話していたと証言 → 実際にはキャシーとデイビッドには話していない。
- キャシー: デイビッドとエミリーに話していたと証言 → 実際にはデイビッドとエミリーには話していない。
- デイビッド: エミリーとアリスに話していたと証言 → 実際にはエミリーとアリスには話していない。
- エミリー: アリスとボブに話していたと証言 → 実際にはアリスとボブには話していない。
ここから、以下のことがわかります。
- アリスは、ボブとキャシー以外の誰かと話していた。
- ボブは、キャシーとデイビッド以外の誰かと話していた。
- キャシーは、デイビッドとエミリー以外の誰かと話していた。
- デイビッドは、エミリーとアリス以外の誰かと話していた。
- エミリーは、アリスとボブ以外の誰かと話していた。
晩餐会の参加者は5人なので、誰かと話していた相手は上記の証言にない人物しかいません。 上記の証言を整理すると、
- アリスはデイビッドまたはエミリーと話していた。
- ボブはアリスまたはエミリーと話していた。
- キャシーはアリスまたはボブと話していた。
- デイビッドはボブまたはキャシーと話していた。
- エミリーはキャシーまたはデイビッドと話していた。
という事がわかる。 上記のことからわかるのは、
アリス、ボブ、キャシー、エミリー は、それぞれ2人の人物と話している。 デイビッドだけが、ボブとキャシーの2人しか話している人物がいない。
また、誰とも話していない人物はいないので、
アリスはデイビッドまたはエミリーと話していた。 ボブはアリスまたはエミリーと話していた。 キャシーはアリスまたはボブと話していた。 デイビッドはボブとキャシーと話していた。 エミリーはキャシーまたはデイビッドと話していた。
この状況で考えると、デイビッドはエミリーまたはアリスと話していたという証言が嘘であるため、
デイビッドは、王冠を盗むために誰とも話していなかった。
したがって、王冠を盗む機会があったのは、晩餐会中に誰とも話していなかったデイビッドとなります。