2025-07-13 01:05 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠
あなたは、歴史ある博物館の警備員。今夜、この博物館で最も貴重な品である「太陽王の王冠」が盗まれるという事件が発生しました。
監視カメラの映像を確認したところ、犯行時刻は午後10時ちょうど。王冠が展示されていた部屋には、3人の人物が出入りしていました。
- A氏: 午後9時30分に入室、午後9時50分に退室。王冠の熱狂的なコレクターとして知られています。
- B氏: 午後9時45分に入室、午後10時5分に退室。博物館の清掃員で、鍵の管理も任されています。
- C氏: 午後9時55分に入室、午後10時10分に退室。有名な歴史学者で、王冠の研究のために博物館に滞在していました。
しかし、3人全員が犯行を否定しています。
さらに、以下の事実が判明しました。
- 部屋の入り口は一つしかなく、監視カメラに映っていない人物が侵入することは不可能。
- 王冠は特殊なガラスケースに厳重に保管されており、ケースを開けるには指紋認証が必要。
- A氏、B氏、C氏の中で、指紋認証の権限を持っているのはB氏のみ。
- しかし、王冠が盗まれた時間帯、B氏は監視カメラに映らない死角に5分間だけ移動していました。
犯人は一体誰なのでしょうか? あなたは、この状況証拠から真犯人を特定し、王冠を取り戻さなければなりません。
解答
犯人はB氏です。
以下、B氏が犯人である理由を説明します。
- 指紋認証の権限: 王冠のケースを開けるには指紋認証が必要で、その権限を持っているのはB氏のみです。つまり、A氏とC氏は物理的にケースを開けることができません。
- 死角の利用: B氏は犯行時刻付近に5分間の死角があったと証言しています。この時間を利用して王冠を盗み、ケースを元に戻したと考えられます。
- 清掃員の立場: 清掃員という立場上、B氏は日常的に博物館内を自由に動き回ることができ、王冠の保管状況や警備体制を熟知していた可能性があります。
- アリバイの曖昧さ: B氏は午後10時5分に退室していますが、犯行時刻である午後10時ちょうどには死角にいたため、アリバイが確立されていません。
以上の理由から、B氏が最も疑わしい人物であり、犯人である可能性が高いと考えられます。