2025-07-12 16:12 の謎

毎日楽しめる謎解き:消えた王冠

物語

古びた博物館で働くあなたは、夜警のアルバイトをしています。いつものように見回りをしていると、展示ケースの一つが空になっていることに気が付きました。展示されていたのは、この博物館の目玉である「太陽王の王冠」です。

急いで館長に連絡し、警察も到着。現場検証の結果、以下のことがわかりました。

  1. 犯人は、王冠が展示されていた部屋に繋がる3つの扉のうち、いずれかを通って侵入した。
  2. 3つの扉にはそれぞれ特徴があり、一つは「幸運の扉」、一つは「知恵の扉」、一つは「嘘つきの扉」と呼ばれている。
  3. それぞれの扉の前には、扉を守る像が立っており、像は必ず以下の言葉を話す。

警察は混乱しています。あなたは冷静に状況を分析し、どの扉から犯人が侵入したのかを突き止めようと試みます。

問題

犯人が侵入した扉は、「幸運の扉」「知恵の扉」「嘘つきの扉」のうち、どれでしょう?

解答

犯人が侵入した扉は「嘘つきの扉」です。

論理的思考

  1. 幸運の扉の像: この像が真実を語っていると仮定すると、この扉を通れば必ず宝を手に入れることができることになります。しかし、実際に王冠は盗まれているため、幸運の扉を通った者は「宝を手に入れることができなかった」ことになり矛盾が生じます。したがって、この像は嘘をついています。

  2. 知恵の扉の像: この像が真実を語っていると仮定すると、「幸運の扉の像は嘘をついている」ことになります。これは上記の推論と一致するため、この像は真実を語っている可能性があります。

  3. 嘘つきの扉の像: この像が真実を語っていると仮定すると、「自分が嘘をついている」ことになります。これは自己矛盾であり、論理的に不可能です。したがって、この像は必ず嘘をついています。

結論

知恵の扉の像が真実を語っているということは、知恵の扉は実際に「知恵」の扉であり、犯人がそこから侵入した可能性は低いと考えられます。また、幸運の扉は、王冠を盗むという目的から考えると、侵入に繋がりません。

しかし、嘘つきの扉は、像が嘘をついているため、実際には「嘘つきではない」扉です。つまり、この扉は犯人を欺くための偽装であり、犯人が油断して侵入する可能性が最も高いと考えられます。

したがって、犯人は「嘘つきの扉」から侵入したと考えられます。