2025-07-11 06:17 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
ここは、平和な王国エメラルド。今日はお祭りだというのに、王様の王冠が盗まれてしまった!王様は国民に、王冠を見つけ出した者には褒美を与えると宣言しました。
容疑者は3人。
- 庭師の緑郎:いつも庭の手入れをしており、王冠が飾られている部屋の庭にも出入りしていた。
- 料理人の赤美:王様の食事を作るため、王冠が飾られている部屋の近くの厨房に出入りしていた。
- 道化師の黄平:お祭りの準備で忙しく、王国中を駆け回っている。王様を笑わせるのが得意。
3人はそれぞれ、アリバイを主張しています。
- 緑郎:「お祭りの準備で花壇の手入れをしていた。誰も見ていない時間もあったけど、王冠なんて盗んでいない。」
- 赤美:「お祭りの料理を作っていた。でも、味見で少しだけ厨房を離れた時間があったわ。」
- 黄平:「お祭りの練習をしていた。ずっと広場にいたから、盗む時間なんてなかったよ。」
しかし、王国には古くから伝わる言い伝えがありました。
「真実を語る者は緑、嘘を語る者は赤、そして謎を語る者は黄。」
この言い伝えと、3人の証言から、王冠を盗んだ犯人を突き止めてください。
解答
まず、言い伝えから各人の証言の性質が分かります。
- 緑郎:真実を語る
- 赤美:嘘を語る
- 黄平:謎を語る
緑郎は真実を語っているので、「王冠なんて盗んでいない」という証言は正しいです。したがって、緑郎は犯人ではありません。
赤美は嘘を語っているので、「味見で少しだけ厨房を離れた時間があったわ」という証言は嘘です。つまり、赤美は厨房を離れていません。もし、王冠を盗むためには厨房を離れる必要があるのであれば、赤美は犯人ではないことになります。しかし、王冠の場所は「厨房の近く」であり、厨房にいながら盗むことが可能であるため、赤美が犯人でないとは言い切れません。
黄平は謎を語っているので、直接的な証拠にはなりませんが、状況を複雑にしています。
ここで、消去法を使います。緑郎は犯人ではないので、残るは赤美と黄平です。
もし黄平が犯人だと仮定すると、黄平の証言は謎なので、真実とも嘘とも断定できません。しかし、黄平の証言は「ずっと広場にいたから、盗む時間なんてなかったよ」であり、もしこれが真実なら矛盾が生じます。なぜなら、犯人は赤美か黄平のどちらかでなければならないからです。
したがって、犯人は赤美です。赤美の「味見で少しだけ厨房を離れた時間があったわ」という嘘の証言は、厨房を離れていないことを隠蔽するためのものであり、その時間に王冠を盗んだと考えられます。