2025-07-09 14:12 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵。ある日、城の執事から緊急の依頼が舞い込みました。「大変です!王室の王冠が盗まれてしまいました!明日の戴冠式までに、どうか見つけてください!」
城に到着したあなたは、執事から詳しい話を聞きました。
- 盗まれたのは、王室に代々伝わる「太陽の王冠」。
- 最後に王冠を見たのは、昨夜、王が書斎で仕事をしていた時。
- 書斎には、王、執事、王子の3人しか出入りしていない。
- 書斎の窓とドアは内側から鍵がかかっており、侵入者の形跡はない。
- 王、執事、王子はそれぞれアリバイを主張している。
容疑者の証言
- 王:「昨夜は書斎で重要な書類を読んでいた。王冠は確かに机の上に置いてあった。夜遅くまで起きていたので、疲れてそのまま寝てしまった。朝起きたら王冠が消えていた。」
- 執事:「昨夜は王に紅茶を届けた後、自分の部屋に戻って寝ました。王冠には一切触れていません。朝、王に呼ばれて書斎に行くと、王冠が無くなっていたので、すぐに警察に連絡しました。」
- 王子:「昨夜は父上に挨拶をしに書斎に行った。王冠は見たけど、興味がないから触っていない。その後は自室で読書をしていた。」
手がかり
- 書斎には、王の机、本棚、暖炉、そして紅茶セットが置かれている。
- 王の机の上には、読みかけの書類、インク壺、そして王冠が置かれていたはずの場所には、わずかに王冠の跡が残っている。
- 暖炉の中には、燃えかけの紙切れが数枚落ちている。
- 紅茶セットには、使用済みのティーカップが一つだけ。
謎
王冠を盗んだのは誰でしょうか?そして、どのようにして盗んだのでしょうか?
ヒント
- 密室であること、内部の人間しかいないことを考慮する。
- 各容疑者の証言をよく読み、矛盾点や不自然な点を見つける。
- 手がかりを整理し、王冠を盗む動機や方法を考える。
解答
解答
犯人:王子
トリック:
王子は、王冠に興味がないと言っていますが、これは嘘です。彼は父である王に反発しており、王冠を盗むことで王を困らせようと考えました。
- 王子は夜、書斎で王冠を見ました。その際、父が書類を読んでいる隙に、王冠を盗み、それを暖炉にくべようとしました。
- しかし、王冠は金属製のため燃えません。そこで、彼は王冠を別の場所に隠すことにしました。
- 燃えかけの紙切れは、彼が王冠を隠す場所をメモした紙を処分しようとした痕跡です。
- 王が寝ている間に盗み出すことができたのは、王子が王の就寝時間や習慣をよく知っていたからです。
- 執事が紅茶を運んだのは一人分だけなので、王子は紅茶を飲んでいません。
論理性:
- 密室であるため、犯人は内部の人物に限られます。
- 王は書類を読んでいたと証言しており、犯行は困難です。
- 執事は紅茶を運んだだけで、王冠を盗む動機が見当たりません。
- 王子は王冠に興味がないと言っていますが、燃えかけの紙切れや王冠を盗む動機(王への反発)から、彼が犯人である可能性が最も高いです。
- 王子が王の習慣を知っていれば、犯行は容易です。