2025-07-07 21:11 の謎
謎解き問題:消えた王冠の行方
物語
あなたは、腕利きの探偵。ある日、城の庭園で開かれるはずだった祝祭の前夜、王室の宝である「太陽の王冠」が盗まれたという知らせが舞い込んできた。
城には、王、王妃、王子、王女、そして5人の使用人が住んでいる。
- 王:書斎にこもって、祝祭のスピーチの原稿を書いていたらしい。
- 王妃:庭園のバラの手入れをしていたと証言。
- 王子:剣術の練習をしていたと話す。
- 王女:自室で読書をしていたという。
- 使用人1:夕食の準備をしていた。
- 使用人2:城の警備をしていたが、異常はなかったと主張。
- 使用人3:王女の部屋の掃除をしていた。
- 使用人4:庭の清掃をしていた。
- 使用人5:地下の食糧庫の整理をしていた。
あなたは城に到着し、全員に事情聴取を行った。すると、以下の証言が得られた。
- 王妃:「王女様が、庭園で何か隠しているのを見たわ。」
- 王子:「使用人2が、祝祭の準備について不満を漏らしていたのを聞いた。」
- 王女:「使用人3が、最近、高価な宝石に興味を持っているようだった。」
- 使用人3:「王女様は私に冷たい態度を取ることが多く、不満に思っている。」
- 使用人4:「王妃様が、最近、庭の手入れをあまりしていないように見えた。」
- 使用人5:「地下から、誰も立ち入った音がしなかった。」
さらに、あなたは城の庭園を調べた結果、バラの茂みの近くで、王女のハンカチが落ちているのを発見した。しかし、ハンカチは泥一つ付いておらず、まるで置かれたかのようだった。また、城の警備日誌を確認したところ、使用人2は祝祭の準備に不満を漏らしていたにもかかわらず、いつも以上に熱心に警備をしていたことが記録されていた。
犯人は一体誰なのか?そして、王冠はどこに隠されているのか?
ヒント
- 証言の中には、嘘が含まれている可能性がある。
- 王冠は、持ち出すのが難しい場所に隠されているかもしれない。
- ハンカチは、犯人を欺くための罠かもしれない。
- 使用人の証言は、お互いの関係性を暗示しているかもしれない。
- 普段の行動と違う行動をする人物に注目。
解答
犯人:王妃
王冠の隠し場所:地下の食糧庫
理由
- 動機の特定: 王妃は、王女に罪を擦り付けようとしている。ハンカチが綺麗すぎる点、王女が何かを隠していたという証言から見て、王妃が王女を陥れようとしているのは明白である。また、使用人4が、王妃が最近庭の手入れをしていないという証言は、王妃が庭に居なかった時間があることを示唆する。
- アリバイの崩し: 王妃は庭の手入れをしていたと証言しているが、実際には王冠を盗む時間があったと考えられる。
- 隠し場所の特定: 使用人5が、地下の食糧庫から誰も立ち入った音がしなかったと証言している。これは、逆に言えば、誰も疑わない場所に王冠が隠されている可能性を示唆している。
- 消去法: 王はスピーチの原稿を書いていた、王子は剣術の練習をしていた。使用人1,3,4はそれぞれの場所から王冠を盗むのは難しい。使用人2は警備をしていたため、王冠を盗むのは難しい。王女は王妃に罪を擦り付けられそうになっている被害者である。
以上のことから、王妃が王冠を盗み、地下の食糧庫に隠した可能性が最も高いと結論付けられる。