2025-07-06 07:10 の謎
毎日謎解き:消えた宝石の謎
物語
名探偵であるあなたは、ある日、大富豪のミスター・スミスから緊急の依頼を受けました。彼のコレクションの中でも最も価値のある「オリオンの涙」と呼ばれる巨大な青いダイヤモンドが、昨夜、厳重な警備の施された書斎から忽然と姿を消してしまったというのです。
書斎には、ミスター・スミス、彼の息子、娘、そして長年仕えている執事の4人しかいませんでした。
- ミスター・スミス:「私は昨夜、書斎で古い書類を整理していた。疲れてソファでうたた寝をしてしまい、朝起きたら宝石がなくなっていたんだ。」
- 息子:「僕は昨夜、友人と街に飲みに行っていました。朝帰りなので、何も知りません。」
- 娘:「私は自分の部屋で読書をしていました。夜中に喉が渇いてキッチンに水を飲みに行った以外は、ずっと部屋にいました。」
- 執事:「私はいつものように、昨夜は10時に就寝しました。今朝、スミス様が騒いでいらっしゃったので、初めて宝石がなくなったことを知りました。」
書斎の状況は以下の通りです。
- ドアと窓は全て内側から施錠されていました。
- 部屋には他に隠し通路や抜け穴はありません。
- 宝石が置かれていた展示ケースは、鍵がかかっていましたが、鍵はミスター・スミスが常に身につけています。
- 部屋の中は荒らされた様子はなく、宝石だけが綺麗に消えています。
- 窓の外には足跡はありません。
あなたは4人の証言と現場の状況から、犯人を特定する必要があります。 犯人は一体誰でしょうか?
解答
犯人は娘です。
理由
- 密室の謎: ドアと窓が内側から施錠されていたことから、外部からの侵入は不可能。犯人は部屋の中にいた人物、つまりスミス、息子、娘、執事のいずれかです。
- アリバイの検証:
- スミス:うたた寝をしていたという証言はアリバイになりえません。しかし、宝石の鍵を常に所持していたという点が重要です。
- 息子:友人と飲みに行っていたというアリバイがあります。
- 執事:10時に就寝したという証言はアリバイとなります。
- 娘:部屋で読書をしていたというアリバイは弱いですが、夜中に水を飲みにキッチンへ行ったという行動が重要です。
- 犯行のトリック: 娘は夜中に水を飲みにキッチンへ行った際、スミスの部屋の前を通りかかり、鍵がかかっていない展示ケースに気付きました。(スミスはうたた寝をしていたため、鍵をかけたか覚えていない、もしくは不完全にしか鍵をかけていなかった。) 娘は展示ケースから宝石を盗み出し、自分の部屋に隠しました。そして、アリバイ作りのために、水を飲みにキッチンに行ったという証言をしました。
- 動機: 問題文には記載されていませんが、例えば娘が経済的に困窮していたなど、犯行の動機はいくらでも考えられます。 結論: 以上のことから、犯人は娘である可能性が最も高いと言えます。