2025-07-06 04:26 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵。ある日、小さな国の王様から依頼が舞い込みました。「王宮に飾ってあった大切な王冠が消えてしまった。警備は万全だったはずなのに…どうか力を貸してほしい。」
王宮の警備記録と関係者の証言から、以下の情報が得られました。
- 王冠は普段、厳重な鍵のかかった展示ケースに飾られていた。
- 展示ケースの鍵は王様、王妃、宰相の3人がそれぞれ一本ずつ持っている。
- 王冠が盗まれたのは、昨日の午後3時から午後6時の間。
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午後3時から午後6時の間、3人のアリバイは以下の通り。
- 王様:午後3時から午後5時まで、庭でバラの手入れをしていた。その後、書斎で執務をしていた。
- 王妃:午後3時から午後4時まで、慈善団体の会合に出席していた。その後、自室で休息していた。
- 宰相:午後3時から午後6時まで、執務室で重要な書類の作成をしていた。しかし、午後4時から午後4時30分まではお茶の時間で席を外していた。
- 展示ケースには、ピッキングや破壊された痕跡は一切ない。
- 王宮には、3人以外に王冠を持ち出せる者はいない。
- 王様はバラの手入れの最中、庭師とずっと話していた。
- 王妃は会合後、自室に戻ってから誰とも会っていない。
- 宰相は書類を作成していた執務室から、展示ケースのある部屋までは少し距離がある。
問題
上記の情報を元に、王冠を盗んだ犯人は誰でしょうか?そして、どのようにして王冠を盗み出したのでしょうか?論理的に推理してください。
解答
犯人:宰相
犯行方法:
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鍵の入手: 宰相は、王冠の盗難に必要な3つの鍵のうち、自身の持つ鍵を所持していました。残りの鍵は、王様と王妃がそれぞれ持っています。
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王様の鍵の入手機会: 宰相は、王様がバラの手入れをしている間に鍵を盗むことが可能です。王様は庭師と話しており、注意が散漫になっている可能性があります。また、宰相は王様に用があると声をかけるなど、鍵を盗む隙を作ることも可能です。
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王妃の鍵の入手機会: 宰相は、王妃が会合から自室に戻り休息している間に鍵を盗むことが可能です。宰相は王妃に用があると部屋を訪れ、お茶などを勧めて気を引いている隙に鍵を盗むことができます。
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犯行: 宰相は、午後4時から午後4時30分のお茶の時間に、鍵を使って展示ケースを開け、王冠を盗み出しました。この時間帯であれば、誰にも気づかれずに犯行を実行できます。
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アリバイ: 宰相は、王冠を盗んだ後、執務室に戻り、書類作成を再開することでアリバイを作りました。
論理性:
- 3人の中で、鍵を全て揃えることが可能なのは宰相だけです。
- 宰相には、アリバイの隙間(お茶の時間)があります。
- 展示ケースにピッキングや破壊の痕跡がないことから、鍵を使って開けられたと考えられます。
- 他の証言は全て矛盾なく、宰相の犯行を否定する材料はありません。
誰しもが納得できる点:
- 犯行の動機は不明ですが(権力欲、金銭欲など)、犯行手段は論理的に説明できます。
- アリバイと行動範囲を照らし合わせると、宰相以外には王冠を盗む方法がありません。
- 証拠(指紋など)がない状況でも、状況証拠から犯人を特定できるという謎解きの面白さがあります。