2025-07-06 01:03 の謎
毎日謎解き:失われた王冠の謎
ストーリー
あなたは名探偵。ある日、博物館の館長から緊急の依頼が舞い込みました。「大変です!展示していた『太陽王の王冠』が盗まれました!」。
現場に急行すると、展示ケースは開けられ、王冠だけが見事に消え去っていました。警察は内部犯行の可能性が高いと見て、関係者への聞き込みを開始。あなたも独自の捜査を開始しました。
館内には以下の4人の関係者がいます。
- 館長: 「まさかこんなことが起こるなんて…!私は盗まれた時間、事務室で書類の整理をしていました。アリバイは事務員の山田さんが証明してくれます。」
- 警備員: 「異常は見当たりませんでした。巡回ルートをいつも通り回っていただけです。盗まれた時間帯は、展示室の裏側を巡回していました。」
- 学芸員: 「王冠は博物館の至宝です!私が盗むはずありません。盗まれた時間帯は、別の展示物の修復作業をしていました。道具の準備などで倉庫にも行きました。」
- 事務員: 「館長は確かに事務室にいました。私はずっと受付にいました。」
現場に残されていたのは、以下の奇妙なメモだけでした。
「東へ三歩、南へ二歩。秘密の言葉を唱えよ。『時の流れに身を任せ』」
さらに、あなたは以下の事実を知っています。
- 博物館の設計図によると、展示室の東3歩、南2歩の場所には、古い壁掛け時計が設置されている。
- その時計は、普段は動いていない。
- 壁掛け時計の裏には、小さなボタンが隠されている。
- 博物館の関係者で、テレサ・テンの「時の流れに身を任せ」を知らない者はいない。
問題
以上の情報から、犯人を特定し、王冠の隠し場所を推理してください。
解答
犯人
学芸員
王冠の隠し場所
壁掛け時計の中
推理
- メモの解読: メモは、壁掛け時計の場所を示唆している。
- 秘密の言葉: 「時の流れに身を任せ」という言葉は、壁掛け時計を作動させるための合言葉である可能性が高い。
- 容疑者のアリバイ:
- 館長:事務員のアリバイ証言があり、アリバイが成立する。
- 警備員:裏側の巡回中に犯行が可能だが、メモの内容を知っているか疑問が残る。
- 学芸員:展示物の修復作業をしていたが、道具の準備で倉庫に行ったという証言がある。倉庫から展示室へ戻る際、壁掛け時計のある場所を通る可能性があり、メモの場所と合言葉を知っていれば犯行が可能。
- 事務員:受付にいたため、犯行は不可能。
- 壁掛け時計の仕掛け: 時計の裏のボタンを押すと、何らかの仕掛けが作動し、王冠を隠せるようになっていると考えられる。
- 犯人の特定: 学芸員は、メモの場所と合言葉を知っている可能性があり、壁掛け時計の場所を通る機会もあったため、最も怪しい。
以上の点から、学芸員が壁掛け時計の中に王冠を隠したと推理できる。