2025-07-05 16:12 の謎
毎日謎解き:消えた王冠
あなたは名探偵。ある日、王室から緊急の依頼が舞い込みました。それは、明日の戴冠式で使用されるはずの王冠が盗まれたというのです。
事件現場は王室の宝物庫。厳重な警備が敷かれており、侵入の形跡はありません。しかし、王冠が置かれていた展示ケースだけが、なぜか開けられていました。
現場に残されていたのは、以下の4つの証拠品です。
- 1枚のトランプ: ハートのクイーン
- 小さなメモ: 「裏切り者は常に近くにいる」
- 監視カメラの映像: 王冠が消える直前、4人の人物が宝物庫に出入りしている。
- 4人の証言:
- アーサー: 「私はアリバイがあります。盗まれた時間、庭でバラの手入れをしていました。」
- ベアトリス: 「私はアーサーと一緒に庭にいました。彼がバラの手入れをしているのを見ていました。」
- セドリック: 「私は宝物庫には入っていません。その時間、書斎で戴冠式に関する書類を読んでいました。」
- ダイアナ: 「私は少しの間だけ宝物庫に入りました。王冠がちゃんとあるか確認するためです。その後、すぐに部屋を出ました。」
さらに調査を進めると、以下の事実が判明しました。
- アーサーとベアトリスは恋人関係にある。
- セドリックは以前、王位継承権を巡って国王と争ったことがある。
- ダイアナは王室に長年仕えており、王冠の管理責任者である。
- 宝物庫の監視カメラは、映像を5分間隔で記録している。
これらの情報から、王冠を盗んだ犯人を突き止めてください。
解答
犯人はダイアナです。
論理的思考:
- 侵入経路の矛盾: 厳重な警備のため、外部からの侵入は考えにくい。つまり、内部の人物が犯人である可能性が高い。
- アーサーとベアトリスの証言: アーサーのアリバイをベアトリスが証言しているため、2人の共犯の可能性もあるが、恋人関係にある2人が互いを庇い合うのは自然である。
- セドリックの動機: 王位継承権を巡る争いがあったため、セドリックが犯人である可能性も考えられるが、宝物庫に入っていないと証言している。
- ダイアナの立場: 王冠の管理責任者であり、宝物庫に入る権限を持っている。また、ダイアナは「王冠がちゃんとあるか確認するため」と述べているが、管理責任者であれば、王冠の有無は常に把握しているはずである。この証言は不自然である。
- トランプのハートのクイーンとメモ: 「裏切り者は常に近くにいる」というメモは、王室関係者の中に裏切り者がいることを示唆している。そして、ハートのクイーンは、ダイアナ(Diana)の頭文字「D」を表している可能性がある。
以上の点から、ダイアナが内部の人間として王冠を盗み、責任を逃れるためにアリバイを作ろうとしたと考えられます。