2025-07-05 14:11 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語:
古都オウルムの博物館で、国宝である「太陽王の王冠」が盗まれてしまった! 警備システムは完璧で、侵入者の痕跡は一切なし。しかし、確かに王冠は展示ケースから消えている。
あなたは名探偵ポワロの助手として、この難事件の解決に挑むことになった。
博物館の館長、警備主任、学芸員の3人が重要参考人として浮上。それぞれの証言を聞いてみよう。
証言:
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館長: 「まさかこんなことが起こるなんて…。昨夜は深夜まで書類整理をしており、最後に王冠を確認したのは午後10時でした。今朝、出勤したら王冠が消えていたのです。」
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警備主任: 「警備システムは万全です。センサー、監視カメラ、全て異常なし。考えられるのは、内部の人間による犯行、もしくは…魔法の類でしょうか。」
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学芸員: 「王冠は特別なケースに保管されており、開けるには専門の知識が必要です。鍵は館長と私の2人で保管しており、合鍵は存在しません。」
手がかり:
- 展示ケースは完全に密閉されており、物理的な破壊の痕跡はない。
- 監視カメラの映像には、誰も展示ケースに近づいていない。
- 館長と学芸員は、それぞれ別の場所に鍵を保管している。
- 王冠が盗まれたのは、午後10時から今朝までの間である。
- 館長は完璧なアリバイがある。
- 学芸員は、王冠の専門知識を所持。
- 警備システムは万全。
問題:
誰が、どのようにして王冠を盗んだのだろうか? 犯人とその手口を推理せよ。
解答
犯人: 学芸員
手口:
この謎解きのポイントは、一見完璧に見える警備システムと、学芸員の専門知識です。
- 鍵の共有: 館長と学芸員が別々に鍵を保管しているという証言は、一見アリバイのように見えますが、実は2人で協力すれば王冠を盗むことが可能です。
- 警備システムの盲点: 警備システムは侵入者を検知しますが、内部の人間が正規の手順でケースを開ける場合は検知しません。学芸員は専門知識を持っているので、システムに引っかかることなくケースを開けることが可能。
- 時間帯: 館長が最後に王冠を確認したのは午後10時。そして、朝に王冠が消えていることに気づいた。この間に学芸員が王冠を盗んだ。
- 館長のアリバイ: 館長が深夜まで書類整理をしていた事実は、学芸員が犯行に及ぶための時間を与えたことになります。
- 密室のトリック: 物理的な破壊の痕跡がないのは、鍵を使ってケースを開けたから。
つまり、学芸員は館長と共謀し、あるいは館長の目を盗んで、鍵を使ってケースを開け、王冠を盗んだのです。そして、警備システムに気づかれることなく、王冠を持ち出すことができたのです。