2025-07-04 14:11 の謎
謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵。ある日、小さな国の王室から緊急の依頼が舞い込みました。
「大変です!明日の戴冠式で使用するはずの王冠が消えてしまったのです!」
明日の戴冠式を前に、王室は騒然としています。王冠が保管されていたのは、厳重な警備が敷かれた王室の宝物庫。しかし、今朝になって王冠が忽然と姿を消してしまったのです。
王室の調査の結果、以下のことが判明しました。
- 宝物庫に出入りできるのは、国王、王妃、王子、王女、そして王室警備隊長の5人だけ。
- 昨夜、宝物庫の警備を担当していたのは、王室警備隊長。
- 昨夜、国王は晩餐会に出席しており、王妃と王子、王女はそれぞれ自室で過ごしていた。
- 宝物庫の扉には鍵がかかっており、壊された形跡はない。
- 王室警備隊長は、昨夜の警備中に一度も宝物庫を離れていないと証言している。
- 宝物庫の中には、王冠の他に、いくつかの宝石や宝飾品があるが、王冠以外は無事だった。
- 王室には秘密の抜け道や隠し部屋の類は一切存在しない。
あなたは、王室からの情報をもとに、消えた王冠の謎を解き明かすことができるでしょうか?
問題
上記の情報を整理し、論理的に考えて、王冠を盗んだ犯人は誰でしょうか?
解答
犯人:王子
推理
- 容疑者の絞り込み:
- 宝物庫に出入りできるのは、国王、王妃、王子、王女、王室警備隊長の5人。
- 王室警備隊長は、警備中に一度も宝物庫を離れていないと証言しており、アリバイがある。
- 国王は晩餐会に出席していたため、アリバイがある。
- 残る容疑者は、王妃、王子、王女。
- 物理的な可能性の検討:
- 宝物庫の扉は施錠されており、壊された形跡はない。
- 王室には秘密の抜け道や隠し部屋はない。
- つまり、扉を壊さずに王冠を持ち出すには、鍵が必要。
- 鍵の可能性:
- 王室警備隊長は警備担当であったため、鍵を持っている。しかし彼はアリバイがある。
- 残る可能性は、国王、王妃、王子、王女が鍵を持っているか、合鍵を作成したか。
- 王女について
- 王女は女性であり、体格的に王冠を隠して持ち出すのは難しい。
- 消去法と動機:
- 消去法で王妃と王子が残るが、王冠以外は無事だった事を考えると、宝石や宝飾品ではなく王冠だけを盗む動機が必要になる。
- 王妃が戴冠式を妨害する動機は薄い。戴冠式は王室の威信を示す重要な儀式であり、王妃がそれを妨害するとは考えにくい。
- 王子は、明日の戴冠式で自分が王位を継承できないことを不満に思っている可能性がある。王冠を盗むことで、戴冠式を中止させ、王位継承を遅らせようとした可能性がある。
- 結論:
- これらの情報から、最も可能性が高いのは王子が王冠を盗んだという結論になる。王子が鍵を盗む、または合鍵を作成し、宝物庫に侵入して王冠を盗んだと考えられる。