2025-07-04 12:22 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
あなたは名探偵。今、あなたは王室から緊急の依頼を受けています。
事件の概要:
今朝、王室の宝物庫から、代々受け継がれてきた大切な王冠が忽然と姿を消しました。宝物庫は厳重に施錠されており、こじ開けられた形跡はありません。内部に入れるのは、王、王妃、王子、そして信頼の厚い執事の4人だけです。
手がかり:
- 王は事件当時、書斎で重要な書類に目を通していたと証言しています。「私は朝からずっと書斎にいた。誰とも会っていないし、宝物庫には近づいてもいない」と。
- 王妃は庭園でバラの手入れをしていたと証言しています。「庭師と一緒に作業をしていたの。王冠のことなんて全く知らないわ」と。庭師も王妃の証言を裏付けています。
- 王子は、「朝食後、自室で勉強していた」と証言。「父上から外出を禁じられていたので、ずっと部屋にいました」と付け加えています。しかし、王子の部屋の窓からは、宝物庫の裏口が見えます。
- 執事は、「朝食の準備をして、その後は王の書斎の掃除をしていた」と証言しています。「王には常に付き添っていました。王妃様や王子様にもお会いしていません」と。執事は完璧なアリバイを主張しています。
- 宝物庫の鍵は、王が常に身につけています。しかし、王のポケットから鍵が盗まれた形跡はありません。
- 宝物庫の中には監視カメラが設置されているが、なぜか昨晩のうちに故障していた。修理は今日行われる予定だった。
- 王子は最近、多額の借金を抱えているという噂がある。
問題:
上記の証言と手がかりから、王冠を盗んだ犯人を突き止めてください。そして、どのようにして王冠を盗み出したのか、その方法を推理してください。
解答
犯人: 王子
盗難方法:
- 監視カメラの故障: 王子は、事前に宝物庫の監視カメラが故障することを知っていた、もしくは故障させた可能性があります。最近多額の借金を抱えていたという噂から、金銭目的で王冠を盗む動機があります。
- 王の鍵: 王子は、朝食の際などに、王の隙を見て鍵の型を取りました。
- 合鍵の作成: こっそりと合鍵を作成し、犯行に及んだと考えられます。
- アリバイ: 王子は「外出を禁じられていた」という証言で、逆に部屋にいることを強調し、アリバイを主張しました。しかし、部屋の窓から宝物庫の裏口が見えるため、容易に宝物庫に侵入できます。
- 犯行: 王子は自室から宝物庫裏口へ向かい、合鍵を使って侵入。王冠を盗み出した後、再び自室に戻り、勉強していたと主張しました。
なぜ他の人物ではないのか:
- 王: 鍵を常に身につけており、盗む必要がない。また、王が盗む動機が見当たらない。
- 王妃: 庭師が証言を裏付けており、アリバイが成立している。
- 執事: 王に常に付き添っていたという証言があり、宝物庫に侵入する機会がない。
以上のことから、王子が最も怪しく、状況証拠も揃っているため、犯人は王子であると断定できます。