2025-07-03 02:48 の謎
今日の謎解き:消えた絵筆
物語:
美術館の館長室で、朝一番に事件が起きました。有名な画家の絵筆が、展示準備中に忽然と姿を消したのです。
部屋に出入りしたのは、以下の4人。
- アリス: 若手の学芸員。絵画の知識は豊富だが、少しドジなところがある。
- ボブ: ベテランの警備員。いつも冷静沈着で、美術館の隅々まで知り尽くしている。
- キャロル: 絵画修復士。手先が器用で、細かい作業が得意。
- デイビッド: 館長の息子。最近、美術館の運営に興味を持ち始めた。
館長は4人に事情を聞きましたが、それぞれ以下のように証言しました。
- アリス: 「私が部屋に入った時、絵筆はすでにありませんでした。展示の準備をしようとしたら、無くなっていたんです。」
- ボブ: 「私はいつも通り、巡回していました。館長室の前を通ったのは、アリスさんが部屋に入る前です。誰も入っていませんでした。」
- キャロル: 「私は絵筆のメンテナンスを頼まれていましたが、忙しくてまだ手を付けていません。最後に絵筆を見たのは、昨日です。」
- デイビッド: 「父に頼まれて、少しだけ絵筆を見に行きました。でも、触らずにすぐに部屋を出ました。」
さらに、以下の情報があります。
- 館長室のドアは、常に施錠されており、鍵を持っているのは館長だけである。
- しかし、アリス、ボブ、キャロル、デイビッドは、それぞれある方法で鍵を一時的に手に入れることができる。
- 盗まれたのは、高価な絵筆であり、換金目的である可能性が高い。
- デイビッドは最近、金銭的に困窮しているという噂がある。
問題:
最も絵筆を盗んだ可能性が高いのは誰でしょうか? 理由とともに答えてください。
解答
最も可能性が高い人物: デイビッド
理由:
- アリバイの弱さ: デイビッドは「絵筆を見に行っただけ」と証言していますが、触らなかったことの証明ができません。他の3人はそれぞれアリバイや証言の裏付けがあります。
- 動機の存在: デイビッドは金銭的に困窮しているという噂があり、絵筆を盗む動機があります。他の3人には明確な動機がありません。
- 鍵の入手可能性: デイビッドは館長の息子であり、他の3人よりも容易に鍵を手に入れることができる可能性があります。アリス、ボブ、キャロルは一時的に鍵を入手する方法があるものの、デイビッドほど容易ではないと考えられます。
- 消去法:
- アリス: 部屋に入った時点で絵筆がなかったと証言しており、ボブの証言とも矛盾がないため、可能性は低い。
- ボブ: アリスが部屋に入る前に誰も入っていなかったと証言しており、警備員としての立場を考えると、嘘をつく可能性は低い。
- キャロル: 絵筆のメンテナンスを頼まれていたものの、まだ手を付けていないと証言しており、最後に絵筆を見たのは昨日であるため、可能性は低い。
以上の理由から、最も絵筆を盗んだ可能性が高いのはデイビッドであると結論付けられます。