2025-07-02 10:13 の謎
毎日楽しめる謎解き問題集
1. 嘘つき村の会議
嘘つき村には、正直者と嘘つきしか住んでいません。正直者は必ず真実を言い、嘘つきは必ず嘘をつきます。
ある日、村の長老たちが会議を開きました。参加者は5人です。
- A:「Bは嘘つきだ。」
- B:「Cは正直者だ。」
- C:「Dは嘘つきだ。」
- D:「Eは正直者だ。」
- E:「Aは正直者だ。」
この中で、正直者は何人いるでしょうか?
2. 古代図書館の暗号
あなたは古代図書館の奥深くで、古い書物を見つけました。その書物には、意味不明な文字列と図が書かれています。
文字列:KMQL LVMWV JXUV
図:アルファベットが書かれた円盤が2つ重なっており、内側の円盤を回転させることで、外側のアルファベットに対応させることができます。
内側の円盤の「A」が外側の円盤の「C」を指している時、この文字列が意味する言葉は何でしょうか?
3. 宝石泥棒の足跡
宝石店で盗難事件が発生しました。現場に残された足跡から、犯人は男性であると判明しました。
警察は容疑者として、以下の4人を特定しました。
- 田中:身長175cm、革靴着用
- 鈴木:身長160cm、スニーカー着用
- 佐藤:身長175cm、ブーツ着用
- 山田:身長160cm、サンダル着用
現場に残された足跡は、革靴のものでしたが、特徴的なことに、靴底に小さな石が挟まっていました。容疑者たちは事件当日、それぞれ以下の場所にいました。
- 田中:オフィス
- 鈴木:自宅
- 佐藤:公園
- 山田:映画館
犯人は誰でしょうか?
4. 消えたケーキ
4人兄弟の家に、大きなケーキが置いてありました。
- 一郎「僕じゃないよ。二郎が食べたんだ」
- 二郎「僕も知らない。三郎が食べたんだろう」
- 三郎「僕が食べるわけないよ。四郎が食べたんだ」
- 四郎「僕は食べてないよ」
4人のうち、ケーキを食べたのは1人だけで、正直に答えているのも1人だけです。ケーキを食べたのは誰でしょうか?
5. 迷子の手紙
あなたは郵便局で働いています。宛先不明の手紙の中に、以下のような文章が書かれていました。
「〇〇公園の時計台の下に埋められた宝箱を探してください。宝箱を開けるには、次の暗号を解く必要があります。 暗号:『始まりは終わり、終わりは始まり。繰り返すことで、真実が見える。』」
この暗号は何を意味するでしょうか? 〇〇公園には普通の時計台しかありません。
解答
1. 嘘つき村の会議
正直者は2人です。
解説:
まず、AとEの発言は矛盾しています。なぜなら、Aが正直者ならEは嘘つき、Aが嘘つきならEは正直者となるからです。
次に、BとDの発言も矛盾しています。Bが正直者ならCは正直者、しかしCが正直者ならDは嘘つきとなり、Dの発言と矛盾します。同様に、Dが正直者ならEは正直者、Eが正直者ならAは正直者となり、Aの発言と矛盾します。
したがって、AとE、BとDはそれぞれ1人が正直者、1人が嘘つきです。
残るCの発言ですが、もしCが正直者であれば、Dは嘘つきとなり、Bは嘘つきになります。この場合、正直者はA,C,Eの3人となり矛盾します。 よってCは嘘つきで、Dは正直者、Eは正直者、Aは嘘つき、Bは嘘つきです。
結果、正直者はDとEの2人です。
2. 古代図書館の暗号
HELLO WORLD
解説:
内側の円盤の「A」が外側の円盤の「C」を指しているということは、シーザー暗号で2文字ずらして暗号化されていることを意味します。つまり、外側のアルファベットを2つ戻せば、元のアルファベットが分かります。
- K -> I
- M -> K
- Q -> O
- L -> J
- … と順番に解読していくと、
HELLO WORLD
という文字列が得られます。
3. 宝石泥棒の足跡
佐藤
解説:
- 足跡は革靴なので、鈴木と山田は除外されます。
- 田中はオフィスにいたので、公園の石を踏む可能性は低いでしょう。
- 佐藤は公園にいたので、靴底に石が挟まる可能性が高いです。
したがって、最も可能性が高いのは佐藤です。
4. 消えたケーキ
四郎
解説:
まず、正直者が1人しかいないことから、全員が嘘をついているパターンと、誰か1人が正直に答えているパターンを考えます。
- 一郎が正直者の場合: 二郎が食べたことになり、二郎は嘘をついているので、三郎は食べていないことになります。三郎は嘘をついているので、四郎は食べていないことになります。四郎も嘘をついているので、四郎が食べたことになり矛盾します。
- 二郎が正直者の場合: 三郎が食べたことになり、一郎は嘘をついているので、二郎は食べていないことになります。三郎は嘘をついているので、四郎は食べていないことになります。四郎も嘘をついているので、四郎が食べたことになり矛盾します。
- 三郎が正直者の場合: 四郎が食べたことになり、一郎は嘘をついているので、二郎は食べていないことになります。二郎も嘘をついているので、三郎は食べていないことになります。四郎は嘘をついているので、四郎は食べていないことになり矛盾します。
- 四郎が正直者の場合: 四郎は食べていないことになります。一郎は嘘をついているので、二郎は食べていないことになります。二郎も嘘をついているので、三郎は食べていないことになります。三郎も嘘をついているので、四郎が食べたことになります。矛盾しません。
したがって、四郎がケーキを食べました。
5. 迷子の手紙
時計
解説:
「始まりは終わり、終わりは始まり」というのは、時計の針が12時を指すことを意味します。12時は、1日の始まりであり、終わりでもあります。
「繰り返すことで、真実が見える」というのは、時計の針が同じ場所を何度も指すことを意味します。時計の針が指す時刻をよく見れば、宝箱の場所がわかる、という意味になります。
つまり、時計台の時刻をヒントに、宝箱の場所を探すことになります。