2025-07-02 09:14 の謎
謎解き問題:消えた王冠の宝石
物語
ここは古の王国、エメラルド王国。年に一度の収穫祭が近づき、国中が賑わいを見せていました。しかし、祭りを目前にして、王室の宝である「太陽の王冠」から、輝くばかりの「希望の宝石」が消えてしまったのです!
王様は名探偵であるあなたに、宝石の捜索を依頼しました。王冠は厳重な警備の王宮の宝物庫に保管されており、祭りの準備で忙しい中、盗めるはずがないと言われています。
手がかり
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王宮の宝物庫の配置:
- 宝物庫は四角い部屋で、北、東、南、西の四方に壁があります。
- 王冠は部屋の中央にある展示台の上に置かれていました。
- 部屋には北側の壁に一つの窓がありますが、鉄格子で厳重に守られています。
- 入口は南側の壁に一つだけあり、常に衛兵が立っています。
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関係者の証言:
- 衛兵A: 「私は南側の入口で、ずっと立哨していました。怪しい人物は見ていません。」
- 侍女B: 「朝、王冠を磨きに宝物庫へ行きました。その時は確かに宝石はありました。でも、昼食後に行ったら宝石が無くなっていたんです!」
- 庭師C: 「私は宝物庫の北側の窓の外で庭の手入れをしていました。窓から何かが出入りするのを見た覚えはありません。」
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その他:
- 宝物庫の扉は特殊な鍵でしか開けられず、鍵は王様が常に持っています。
- 窓の鉄格子は非常に頑丈で、工具を使っても簡単には外せません。
- 宝石が消えた時間帯、宝物庫に出入りしたのは侍女Bのみです。
- 王冠には盗難防止の魔法がかけられており、盗む際には必ず微量の魔力が放出される。しかし、今回の事件では魔力の痕跡は一切検出されませんでした。
問題
上記の情報を元に、「希望の宝石」はどのようにして王冠から消えたのか、論理的に説明してください。犯人は誰でしょうか?
解答
希望の宝石が盗まれたのではなく、宝石そのものが消失したと考えるのが最も合理的です。
- 魔力の痕跡がないこと: これは盗難防止の魔法が発動していないことを意味し、宝石が物理的に盗まれたのではないことを示唆します。
- 侍女Bの証言: 朝に宝石があったにもかかわらず、昼食後に宝石が消えていたという事実は、その間に何らかの変化があったことを示しています。
これらの情報から、以下の可能性が考えられます。
希望の宝石は、実は「希望」という名を持つ特殊な宝石であり、光をエネルギーに変換する性質があった。侍女Bが朝に宝物庫を訪れた際、太陽光が窓から差し込み、宝石に当たっていた。宝石は光エネルギーを吸収し続け、昼食後にもう一度宝物庫を訪れた際には、光エネルギーを吸収しすぎて完全に消滅してしまったのです。
したがって、犯人は特定できません。なぜなら、これは事件ではなく、単なる「宝石の自然現象」だったからです。