2025-07-01 11:10 の謎
謎解き問題:古書店「迷宮堂」の奇妙な依頼
あなたは、街の片隅にある古書店「迷宮堂」の店主、ミシェルから奇妙な依頼を受けた。
「もしもし、探偵さん? ちょっと変わった依頼がありましてね。ある本が、どういうわけか、あるべき場所にないんです。盗まれたわけではないと思うんですが…」
ミシェルによると、問題の本は、店の奥にある「推理小説」の棚に並んでいるはずの『名探偵ポアロ全集 第5巻』。しかし、いくら探しても見つからない。
「整理整頓は得意な方だと思っているんですが…どうしても見つからないんです。もしかしたら、何か隠されたメッセージでもあるのかと思って…」
あなたは「迷宮堂」を訪れ、ミシェルから詳しく話を聞いた。
迷宮堂の状況
- 店内は整理整頓されているが、どこか埃っぽい。
- 「推理小説」の棚は、作家名順に本が並んでいる。
- 棚には、アガサ・クリスティの作品がまとまって置かれている。
- 『名探偵ポアロ全集』は全10巻。1巻から順番に並んでいる。
- 第4巻と第6巻はあるが、第5巻だけが見当たらない。
- ミシェルは「最近、店のレイアウトは変えていない」と言う。
- 店には防犯カメラはない。
ミシェルの証言
- 「昨日までは確かにあったと思うんですが…」
- 「朝、開店準備をしている時に、ふと気が付いたんです」
- 「他に、特に変わったことはなかったと思います」
手がかり
あなたは店の中を調べているうちに、あることに気が付いた。
- アガサ・クリスティの作品は、背表紙の色がそれぞれ異なる。
- 『名探偵ポアロ全集』は、巻数によって背表紙の色が異なっている。
- 第1巻は赤、第2巻は青、第3巻は緑、第4巻は黄色。
- そして、第6巻は紫色の背表紙だった。
- 本の隙間には、小さな紙片が挟まっている。
- 紙片には、手書きで「5つの色を混ぜて」と書かれている。
消えた『名探偵ポアロ全集 第5巻』はどこにあるのだろうか? 論理的に考えて、本の隠された場所を推理してください。
解答
この謎解きは、色の連想と指示された行動を結びつけて解くことができます。
1. 色の連想:
- 『名探偵ポアロ全集』の背表紙の色は、巻数によって異なっている。
- 第1巻から第4巻までの色は、赤、青、緑、黄色。
- 第6巻は紫色。
2. 隠されたメッセージの解読:
- 紙片に書かれた「5つの色を混ぜて」というメッセージが重要。
- 第5巻の隠し場所を示唆している。
3. 論理的な推論:
- 赤、青、緑、黄色の4色を混ぜると、茶色になる。
- 紫色は、赤と青を混ぜてできる色。
- 5つの色(赤、青、緑、黄、紫)を全て混ぜると、さらに濃い茶色になる。
- 古書店「迷宮堂」の中で、茶色で、本が隠されていそうな場所は?
結論:
『名探偵ポアロ全集 第5巻』は、おそらく埃っぽい店の奥にある埃を被った本の陰、もしくは茶色い装丁の古書の中に隠されていると考えられる。5つの色を混ぜる、という指示から埃っぽさを連想させ、埃を被っているという状況を作り出すことで、発見を困難にしている。