2025-06-30 19:08 の謎
謎解き問題:消えた宝石「星の涙」
物語:
名探偵であるあなたは、大富豪のミスター・スミスの邸宅に招かれました。 目的は、彼の秘蔵コレクションの中でも最も価値のある宝石「星の涙」が盗まれた事件の解決です。
スミス邸には、スミス氏本人、彼の忠実な執事のジョン、そして宝石に強い興味を示していたという美術評論家のメアリーの3人がいました。
事件当日、3人はそれぞれ以下のように証言しています。
- スミス氏: 「私は午後3時から書斎で仕事をしていた。4時ごろに休憩を取ろうとしたら、宝石が無くなっていたんだ。」
- ジョン: 「私は午後3時から庭の手入れをしておりました。4時少し前に、スミス様にお茶をお持ちしました。」
- メアリー: 「私は午後3時から4時まで、客間で雑誌を読んでいました。誰とも会っていません。」
しかし、あなたはすぐに矛盾に気づきます。
さらに、あなたは以下の情報を入手しました。
- スミス邸の庭は非常に広く、庭の手入れには最低でも1時間半はかかる。
- 客間から書斎へは、庭を通らずには行けない。
- 宝石が展示されていた部屋のドアには鍵がかかっており、鍵はスミス氏しか持っていない。
問題:
以上の証言と情報から、宝石を盗んだ犯人を特定し、その理由を説明してください。
解答
犯人: ジョン
理由:
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ジョンの証言の矛盾: ジョンは午後3時から庭の手入れをしていたと言っていますが、庭の手入れには最低でも1時間半かかります。4時少し前にスミス氏にお茶を運んだということは、庭の手入れを終えていません。庭の手入れが終わっていないのに、スミス氏にお茶を運ぶことは不自然です。
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メアリーのアリバイの利用: メアリーは客間にいたと証言していますが、客間から書斎へは庭を通らずには行けません。ジョンが犯人であれば、庭の手入れをしている間に客間を通って書斎へ行き、宝石を盗むことが可能です。
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鍵の問題: 宝石が展示されていた部屋の鍵はスミス氏しか持っていません。しかし、スミス氏は午後3時から書斎にいたと証言しており、アリバイがあります。ジョンがスミス氏に茶を運ぶ際に鍵を盗むか、合鍵を事前に用意していた可能性があります。
以上のことから、ジョンが庭の手入れ中に宝石を盗んだ可能性が最も高く、犯人であると断定できます。