2025-06-30 05:14 の謎
毎日謎解き:消えた王女のティアラ
物語:
古の王国、エメラルド王国には、代々王女に受け継がれる美しいティアラがありました。しかし、ある日、王女の部屋からそのティアラが忽然と姿を消してしまったのです。王女は悲しみ、王国は騒然となりました。
王国には、以下の3人の容疑者が浮上しました。
- アリス: 王女の侍女で、ティアラの美しさに人一倍憧れていた。
- バルト: 王国の騎士団長で、王女に密かに恋心を抱いていた。
- キャスパー: 王室に仕える宝石商で、ティアラの価値を知り尽くしていた。
王女の部屋を調べた結果、以下の証拠が見つかりました。
- 王女の部屋の窓は開いており、外には誰かが降りたような足跡があった。
- アリスは「昨夜は一晩中、王女様のそばにいました」と証言している。
- バルトは「昨夜は城の見回りをしていた」と証言している。
- キャスパーは「昨夜は自宅で宝石の研磨をしていた」と証言している。
- しかし、近所の住人は「昨夜、キャスパーの家から大きな物音が聞こえた」と証言している。
さらに、王女は犯人について、以下のヒントを残しました。
- 「犯人は、嘘をついている。」
- 「犯人は、私をよく知っている。」
あなたは名探偵となり、これらの証拠と王女のヒントから、ティアラを盗んだ犯人を突き止めてください。
解答
まず、証拠と証言を整理します。
- アリス: 証言: 「昨夜は一晩中、王女様のそばにいました」
- バルト: 証言: 「昨夜は城の見回りをしていた」
- キャスパー: 証言: 「昨夜は自宅で宝石の研磨をしていた」。近所の証言: 「昨夜、キャスパーの家から大きな物音が聞こえた」
王女のヒントは、「犯人は嘘をついている」と「犯人は私をよく知っている」です。
このヒントを元に、容疑者たちを検証します。
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アリス: 王女の侍女なので、王女をよく知っています。しかし、窓が開いていたことから、アリスが王女の部屋から抜け出してティアラを盗み、窓から逃げた可能性があります。もしそうなら、アリスは「昨夜は一晩中、王女様のそばにいました」という嘘をついていることになります。
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バルト: 王女をよく知っている可能性があります(密かに恋心を抱いている)。城の見回りをしていたという証言が真実なら、王女の部屋に侵入する機会は限られます。しかし、見回りをしていたという証言が嘘であれば、犯人である可能性が出てきます。
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キャスパー: 王室に仕える宝石商なので、王女をある程度知っています。しかし、近所の証言から、自宅にいたという証言が嘘である可能性が高いです。大きな物音が聞こえたということは、何かを隠そうとしたり、証拠を隠滅しようとした可能性があります。
アリスが嘘をついている可能性、キャスパーが嘘をついている可能性が高いですが、どちらがより確実でしょうか?
窓から逃げた足跡があることから、アリスが犯人である可能性も捨てきれません。しかし、「昨夜は一晩中、王女様のそばにいました」という証言は、アリバイを主張しているように聞こえます。もし、アリスが本当に犯人なら、もっと巧妙なアリバイを作るでしょう。
一方、キャスパーの「昨夜は自宅で宝石の研磨をしていた」という証言は、近所の証言によって否定されています。また、宝石商であるキャスパーは、ティアラの価値を知り尽くしており、換金することも容易でしょう。
したがって、以上の証拠とヒントから、ティアラを盗んだ犯人はキャスパーであると結論づけられます。