2025-06-29 09:11 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた宝石
ストーリー
名探偵であるあなたは、とある大富豪の邸宅に招かれた。目的は、厳重に保管されていたはずの伝説の宝石「星の涙」が盗まれた事件の解決だ。
邸宅には、大富豪の息子、メイド、執事、庭師の4人が住んでいる。あなたは彼らから事情聴取を行った。
- 息子: 「昨夜は自室で読書をしていました。宝石が盗まれたことには全く気づきませんでした。」
- メイド: 「昨夜はキッチンで明日のパーティーの準備をしていました。夜食の準備で何度か廊下を通りましたが、誰も見かけませんでした。」
- 執事: 「昨夜は書斎で帳簿をつけていました。深夜に一度、喉が渇いたので水を飲みに行きましたが、それ以外は書斎にいました。」
- 庭師: 「昨夜は一日中庭の手入れで疲れ切っていたので、早めに寝ました。朝起きてから、庭に誰かが侵入したような跡を見つけました。」
さらに、あなたは以下の情報を入手した。
- 宝石が保管されていた部屋のドアは、内側から鍵がかけられていた。
- 窓は全て施錠されており、割られた形跡もない。
- 邸宅に通じる道は一つしかなく、その道には番犬が放されている。番犬は泥棒には吠えるが、家族には吠えない。庭師の話では、昨夜は番犬が吠える声は聞こえなかったという。
- メイドは夜食の準備で廊下を通った際、宝石の部屋の前を通ったが、鍵はかかっていたものの、特に変わった様子はなかったと証言している。
犯人は一体誰で、どのようにして宝石を盗んだのだろうか?
解答
犯人は息子です。
理由:
- 密室のトリック: 部屋が内側から鍵がかけられていた、窓も施錠されていたことから、外部からの侵入は不可能と考えられます。
- 番犬の証言: 庭師の証言から、番犬が吠えなかったことから、外部の人間が侵入した可能性は低いと考えられます。
- 内部犯の可能性: 上記より、犯人は邸宅内にいる人物である可能性が高いです。
- 矛盾点:
- 息子、メイド、執事はアリバイを主張していますが、メイドは夜食の準備で廊下を通った際、宝石の部屋の前に変わった様子はなかったと証言しています。
- しかし、宝石が盗まれた後、部屋は内側から鍵がかけられていたはずです。メイドが廊下を通った時点では、まだ盗まれていなかったか、盗まれていても鍵はかけられていなかったかのどちらかになります。
- もしメイドが廊下を通った時点で宝石が盗まれていなかった場合、その後犯行が可能だったのは、部屋に鍵がかかっていたにも関わらず、部屋から出てくる必要のない息子だけです。
- 犯行方法の推測: 息子は、読書をしていたと証言していますが、実際には宝石を盗み、部屋の中から鍵をかけた後、窓から抜け出したと考えられます。その後、庭に侵入したように見せかける工作をした可能性があります。
- 動機: 大富豪の息子である彼は、宝石を換金して個人的な目的のために使う動機があったと考えられます。
以上の理由から、犯人は息子であると結論付けられます。