2025-06-27 07:12 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語
静かなる王国、エルデンブルグ。その象徴たる「太陽の王冠」が、厳重に警備された王宮の宝物庫から忽然と姿を消した。王冠が盗まれたのは、昨夜の満月の夜。警備兵たちは一晩中、持ち場を離れることなく警備をしていたと証言している。
王宮には、以下の人物が滞在していた。
- 国王アルフレッド: 病に伏せている。
- 王妃エレナ: 国政を補佐している。
- 王子エドワード: 好奇心旺盛で、冒険好き。
- 王女アメリア: 絵を描くことが好きで、内向的な性格。
- 宰相オリバー: 王国で最も権力を持つ人物。
- 庭師ジョージ: 王宮の庭の手入れをしている。
- 料理人ベティ: 王と王妃の食事を作っている。
- 学者ニコラス: 古文書の研究をしている。
手がかり
- 宝物庫の扉は施錠されたままで、破壊された形跡はない。鍵を持っているのは、国王、王妃、宰相の3人。
- 昨夜、満月が最も輝いていた時間帯に、王子エドワードは王宮の中庭で天体観測をしていたと証言している。
- 王女アメリアは、昨夜はずっと自室で絵を描いていたと証言している。彼女の部屋からは、ほんのりと花の香りがした。
- 庭師ジョージは、昨夜は早くに床についたと話している。しかし、彼の部屋からは土と、わずかに金属の匂いがした。
- 料理人ベティは、昨夜は王と王妃のために特別なスープを作っていたと証言している。
- 学者ニコラスは、昨夜は古文書の解読に没頭していたと話している。彼の部屋には、古い紙とインクの匂いが立ち込めていた。
- 王妃エレナは、盗難があった時間帯は自室で書類に目を通していたと話している。しかし、彼女の部屋からは微かに香水の匂いがした。
- 宰相オリバーは、昨夜は王宮の自室で来客と会っていたと話している。会っていた相手は特定できていない。
- 国王アルフレッドは病に伏せており、寝室から一歩も出ていない。
質問
太陽の王冠を盗んだのは誰か? そして、どのようにして盗んだのか?
解答
犯人: 庭師ジョージ
盗みの方法:
- 鍵の入手: 庭師ジョージは、普段から王宮内を自由に移動できる立場を利用し、王妃エレナの部屋から鍵を盗み出した。王妃の部屋から香水の匂いがしたことから、彼女が鍵を肌身離さず持っていた可能性は低い。
- 王宮の構造の熟知: 庭師として長年王宮で働いているジョージは、王宮の構造を熟知しており、宝物庫への隠し通路、もしくは抜け道を把握していた可能性がある。
- 王女アリバイの利用: アメリア王女が部屋で絵を描いていたというアリバイは、彼女の部屋から花の香りがしたことから事実である可能性が高い。ジョージは、彼女が育てていた花に王冠を隠して運び出した。
- 盗難実行: 満月の夜に、ジョージは抜け道(もしくは隠し通路)を利用して宝物庫に侵入し、王冠を盗んだ。
- 証拠隠滅: 盗んだ王冠は、庭の土の中に一時的に隠した。部屋から土と金属の匂いがしたのは、このためである。
理由:
- ジョージの部屋から土と金属の匂いがしたことが、王冠を隠したことを示唆している。
- 庭師という身分を利用し、王宮内を自由に移動できる立場であったこと。
- 王妃の部屋から鍵を盗むことが比較的容易であったこと。
補足:
- 他の人物のアリバイや証言には、決定的な矛盾がない。
- 宰相オリバーの来客については、アリバイを偽証している可能性もあるが、決定的な証拠がない。