2025-06-27 03:44 の謎

毎日謎解き:消えた王冠の宝石

【物語】

古の王国、エルドラド。その王家に代々伝わる王冠には、五つの宝石が輝いていました。それは「知恵」「勇気」「慈愛」「希望」「誠実」を象徴すると言われ、王国の繁栄の源とされていました。

ところが今朝、王冠を保管していた宝物庫から、宝石の一つが消えてしまったのです!

王様は名探偵であるあなたに、宝石が盗まれたのか、それとも別の理由で消えたのか、真相を解明してほしいと依頼しました。

宝物庫に残された手がかりは、以下の通りです。

  1. 宝石は、宝物庫に侵入した形跡がないことから、内部の者の仕業である可能性が高い。
  2. 宝石が消えたのは、昨夜の午後10時から今朝の午前6時までの間である。
  3. 昨夜、宝物庫に出入りしたのは、以下の四人だけである。
    • 騎士団長:武勇に優れ、王家への忠誠心も厚い。午後10時に宝物庫の見回りを行った。
    • 王女:心優しく、民を愛する王様の娘。午前0時に、王冠の美しさを一目見ようと宝物庫に立ち寄った。
    • 宰相:頭脳明晰で、国政を支える重要な人物。午前2時に、宝物庫の書類を確認しに来た。
    • 庭師:王宮の庭園の手入れをする老人。午前4時に、宝物庫の裏にある庭の植物に水をやりに行った。
  4. 盗まれた宝石は「希望」を象徴する、青く輝くサファイアである。
  5. 王女はサファイアを見ると必ず「海の色だわ!」と嬉しそうに言う。しかし、今朝王女に話を聞くと、王女は一言もサファイアについて言及しなかった。

【問題】

消えた「希望」のサファイアは、一体どこへ行ってしまったのでしょうか? 宝石が盗まれたのか、それとも別の理由で消えたのか、理由と共に犯人を突き止めてください。

解答

「希望」のサファイアは、盗まれたのではなく、王女が持ち出したと考えられます。

【理由】

  1. 内部犯行の可能性が高い: 宝物庫に侵入の形跡がないため、内部の者の仕業である可能性が高いと示唆されています。
  2. 王女の不自然な行動: 王女はサファイアを見るたびに「海の色だわ!」と言うはずなのに、今回は一言も言及していません。これは、王女がサファイアについて何か隠していることを示唆しています。
  3. 王女の動機: 物語の描写から、王女は心優しい人物であることがわかります。この状況から、王女はサファイアを盗んだのではなく、「一時的に持ち出した」と考えられます。

【考えられる状況】

王女は、何らかの理由で「希望」を失いかけていたのではないでしょうか。サファイアの輝きを間近で見ることで、再び希望を取り戻そうとしたのかもしれません。あるいは、困っている人々に希望を与えるために、一時的にサファイアを持ち出したのかもしれません。

王女は、サファイアを持ち出したことを隠しているため、まだ誰にも話していないと考えられます。王女に直接話を聞けば、真相が明らかになるでしょう。