2025-06-26 18:16 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵シャーロック・ホームズの助手、ジョン・ワトソンだ。ある朝、ホームズは珍しく焦った様子であなたに話しかけた。
「ワトソン君、大変だ! 国王陛下の王冠が盗まれた!」
昨夜、厳重に警備された王宮の一室から、何者かが王冠を盗み出したという。部屋には鍵がかかっており、窓も閉ざされていた。侵入の痕跡は一切ない。
現場には、3つの奇妙なメモが残されていた。
メモ1
「夜空に輝く星のごとく、その輝きは私を魅了する。私はそれを手に入れるため、夜の帳(とばり)に紛れて忍び寄った。」
メモ2
「時の流れは誰にも止められない。私はその流れを利用し、秘密の通路を見つけ出した。」
メモ3
「宝は隠された場所にあり、その場所は言葉遊びの中に隠されている。『光、道、鍵、闇』。これらを並び替えてみよ。」
さらに、警備主任の話では、昨夜、王宮の庭師が奇妙な行動をしていたという。彼は普段、夜には決して庭に出ないのだが、昨夜は懐中電灯を持って庭を歩き回っていたらしい。
ホームズは言った。「ワトソン君、王冠は一体どこに隠されているのだろうか? そして、犯人は一体誰なのだろうか? 君の推理を聞かせてくれ!」
問題
- 王冠はどこに隠されていると考えられるか?
- 犯人は誰だと考えられるか?
解答
- 王冠の隠し場所:
メモ3の言葉遊びが鍵となります。「光、道、鍵、闇」を並び替えると、「光」の反対は「闇」、「道」は英語で「Way」、そして「鍵」を意味する英語「Key」となります。これらを並べ替えると「闇、Way、Key」となり、英語表記で「Darkwaykey」となります。これを区切って読むと「Dark Way Key」、つまり「暗い道の鍵」と解釈できます。
メモ2には「時の流れを利用し、秘密の通路を見つけ出した」とあります。これは「時間」が重要であることを示唆しています。王宮内で時間が関係する場所は、おそらく「日時計」でしょう。日時計は太陽の光によって影を作り、時間を教えてくれますが、夜は闇に包まれ、機能しません。
よって、王冠は日時計の台座の裏側など、「暗い道の鍵」となる場所、つまり日時計に関係する場所に隠されていると考えられます。
- 犯人:
メモ1には「夜空に輝く星のごとく、その輝きは私を魅了する」とあり、「夜の帳に紛れて忍び寄った」とあります。これは、犯人が夜に活動する人物であることを示唆しています。
警備主任の話では、庭師が昨夜、懐中電灯を持って庭を歩き回っていたとのこと。庭師は普段夜に庭に出ることはありません。王冠が日時計の近くに隠されていると仮定すると、庭師が懐中電灯を持って日時計の周りをうろついていたのは、王冠を隠すためだったと考えられます。
したがって、犯人は庭師である可能性が高いと考えられます。庭師は普段から王宮の庭の手入れをしており、日時計の構造や隠し場所についても熟知しているはずです。王冠の美しさに魅了され、盗んでしまったのかもしれません。