2025-06-26 04:21 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の行方
【物語】
古都アリアハンにある、歴史ある王家の宝物庫から、代々受け継がれてきた王冠が盗まれてしまった! 警備は厳重だったはずなのに、一体どうして?
名探偵のあなたは、アリアハン王から事件の解決を依頼された。現場に残された手がかりは、以下の3つの証言と、奇妙なメッセージが書かれた1枚のカードだけ。
【容疑者】
- 盗賊A: 「私は昨日一日中、街の酒場で飲んだくれていた。たくさんの人が私の顔を知っているから、アリバイは完璧だ。」
- 商人B: 「私は昨日、隣国バハラタへ व्यापार ( व्यापार はヒンディー語で「商売」の意味)のために出かけていた。朝早くに出発し、夜遅くに帰ってきた。」
- 庭師C: 「私は昨日、庭の手入れをしていた。王冠が盗まれた時間帯は、ちょうど裏庭のバラの手入れをしていたんだ。」
【メッセージカード】
カードには、以下のような文字が書かれていた。
「時は金なり。しかし、金では買えないものもある。アリアハンに幸あれ。」
【手がかり】
- アリアハンとバハラタの間には、険しい山道があり、馬車での移動には片道最低でも6時間かかる。
- 盗まれた時間帯は、昨日の午後3時から4時の間。
- メッセージカードは、犯人が王家を挑発するために残したものと考えられる。
【問題】
上記の証言と手がかりから、王冠を盗んだ犯人を特定してください。
解答
犯人は商人Bです。
【解説】
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アリバイの検証:
- 盗賊A: 酒場で飲んでいたというアリバイは、多くの証言者が必要となるため、完璧とは言い難いです。また、盗賊という立場から、第一容疑者として考えられます。
- 商人B: バハラタへの往復には最低でも12時間かかるため、朝早くに出発し夜遅くに帰ってきたという証言は、午後3時から4時の犯行時間帯にアリバイがありません。
- 庭師C: 庭の手入れをしていたという証言だけでは、アリバイとしては弱いです。
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メッセージカードの分析:
- 「時は金なり。しかし、金では買えないものもある。」という言葉は、商人Bが商売のためにバハラタへ行ったことを示唆しています。しかし、お金で買えない「王冠」を盗んだ、つまり、商売よりも価値のあるものを求めたことを暗示しています。
- 「アリアハンに幸あれ。」という言葉は、一見すると王家を気遣っているように見えますが、皮肉として捉えることができます。
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総合的な判断:
- 盗賊Aは怪しいですが、アリバイの証言を崩すだけの決定的な証拠がありません。
- 庭師Cは、特に怪しい点はありません。
- 商人Bは、時間的に犯行が可能であり、メッセージカードの内容とも矛盾しません。
【結論】
以上のことから、商人Bが王冠を盗んだ犯人である可能性が最も高いと判断できます。