2025-06-25 17:11 の謎
謎解き問題:消えた王女のティアラ
物語:
エルドリア王国の美しい王女、アメリアが、明日の戴冠式を前にして愛用のティアラを失くしてしまいました。王女はとても悲しんでおり、明日の式典までにどうしても見つけたいと願っています。
王女が最後にティアラを見たのは、今日の午後3時。それから王女は、庭園、図書室、音楽室、そして自室へと移動しました。しかし、どの部屋にもティアラは見当たりません。
王女の話を聞いたベテラン探偵のあなたに、王室の執事が手がかりを3つ教えてくれました。
手がかり:
- 庭園にいた庭師は、「午後3時過ぎに王女様が庭を歩いているのを見ましたが、何か探しているようでした。その後、急いで図書室の方へ向かわれました。」と証言しました。
- 図書室の司書は、「王女様は午後3時半頃に来て、古い魔法の本を何冊か調べていました。しかし、何も見つからなかったようで、少しイライラした様子で音楽室へ行かれました。」と証言しました。
- 音楽室の楽士は、「午後4時頃に王女様がいらっしゃいました。しばらくピアノを弾いていましたが、途中で何かを思い出したように、急いで自室に戻られました。」と証言しました。
さらに、あなたは王女の部屋を調べ、次の事実を知りました。
- 王女の部屋の時計は、30分進んでいる。
- 王女は、ティアラを最後に見た後、必ず次の部屋へ15分かけて移動している。
- ティアラは、いずれかの部屋に落ちている。
問題:
王女のティアラは、どの部屋にあるでしょうか?
解答
まず、各部屋に王女が滞在した時間を正確に把握する必要があります。王女の部屋の時計が進んでいることを考慮しましょう。
- 庭園: 庭師の証言から、王女は午後3時過ぎに庭園にいたことがわかります。
- 図書室: 司書の証言から、王女は午後3時半頃に図書室にいたことがわかります。しかし、これは王女の部屋の時計での時間です。実際の時間は、3時半から30分引いて、午後3時です。
- 音楽室: 楽士の証言から、王女は午後4時頃に音楽室にいたことがわかります。これも王女の部屋の時計での時間なので、実際の時間は午後3時30分です。
- 自室: 楽士の証言から、王女は午後4時頃(実際は3時30分)に音楽室から自室に戻ったことがわかります。
王女は各部屋への移動に15分かけています。
- 庭園から図書室への移動は15分。
- 図書室から音楽室への移動は15分。
- 音楽室から自室への移動は15分。
これらの情報から、王女の行動を時系列で整理します。
- 午後3時:庭園にいる(ティアラを失くす可能性がある)
- 午後3時15分:図書室に到着
- 午後3時30分:音楽室に到着
- 午後3時45分:自室に到着
王女がティアラを失くしたのは、移動中か各部屋に滞在中です。各部屋でティアラを失くしたと仮定して検証します。
- 庭園: 庭師は王女が何かを探している様子だったと証言しています。これはティアラを失くした可能性を示唆します。
- 図書室: 司書は王女がイライラしていたと証言しています。ティアラが見つからずイライラしていた可能性があります。
- 音楽室: 楽士は王女が何かを思い出したように急いで自室に戻ったと証言しています。ティアラを失くしたことに気づき、探しに戻った可能性があります。
王女はティアラを失くしたことに気づいておらず、音楽室で何かを思い出し自室に戻ったと考えるよりも、庭園でティアラを失くしたことに気づき、探しながら移動していたと考える方が自然です。
したがって、ティアラは庭園にある可能性が最も高いです。