2025-06-25 07:13 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
あなたは、名探偵シャーロック・ホームズの助手を務めることになった。初仕事は、王室から依頼された「消えた王冠」の捜査だ。
ある夜、王室の宝物庫から王冠が盗まれた。警備は厳重で、外部からの侵入は不可能に近い。内部の犯行だと考えられるが、容疑者は3人に絞られた。
- アーサー:王室に長年仕える執事。几帳面で忠実だが、最近、多額の借金を抱えているという噂がある。
- ベアトリス:王女の侍女。王女とは幼馴染で、信頼も厚い。しかし、王女への嫉妬心を抱いているという情報もある。
- セシル:王室の庭師。庭の手入れを熱心に行っているが、過去に窃盗の前科がある。
事件当日、3人はそれぞれ以下のように証言している。
- アーサー:「夜通し事務作業をしていました。誰とも会っていません。」
- ベアトリス:「王女様のお話相手をしていました。王女様もご存じです。」
- セシル:「庭の手入れをしていました。誰も庭には来ていません。」
しかし、調査の結果、以下の事実が判明した。
- 3人のうち、1人だけが嘘をついている。
- 犯人は王冠を持ち出す際、必ず宝物庫の前を通る必要があった。
- 夜間、宝物庫の前を通る者は、必ず監視カメラに記録される。
監視カメラの記録を調べたところ、夜間に宝物庫の前を通ったのは、ベアトリスだけだった。
問題
上記の証言と事実から、犯人は誰か?そして、その理由を説明せよ。
解答
犯人:ベアトリス
理由:
- ベアトリスの証言の矛盾:
- ベアトリスは「王女様のお話相手をしていました」と証言している。しかし、監視カメラにはベアトリスが宝物庫の前を通る姿が記録されている。もしベアトリスが王女の話相手をしていたのなら、宝物庫の前を通る必要はない。これはベアトリスの証言が嘘であることを示唆する。
- 嘘をついているのが1人だけという事実:
- 「3人のうち、1人だけが嘘をついている」という事実から、アーサーとセシルの証言は真実である。
- アーサーの証言:
- アーサーは「夜通し事務作業をしていました。誰とも会っていません。」と証言しており、これが真実ならば、アーサーは犯人ではない。
- セシルの証言:
- セシルは「庭の手入れをしていました。誰も庭には来ていません。」と証言しており、これが真実ならば、セシルは犯人ではない。
- 結論:
- アーサーとセシルが犯人ではないことが判明し、残る容疑者はベアトリスのみである。
- ベアトリスが嘘をついていること、そして監視カメラの記録から、ベアトリスが犯人であると結論付けられる。