2025-06-23 08:17 の謎

毎日謎解き:古書店と秘密の暗号

物語

あなたは、街の片隅にある古書店「言の葉堂」の店主だ。店は静かで、古書のインクの匂いが心地よい。ある日、常連客の老人、ミスター・ブラウンが珍しく慌てた様子でやってきた。

「大変だ、店主さん! 昔の研究仲間から手紙が届いたんだが、どうも暗号になっているらしい。彼は冒険好きでね、何か宝の場所を示しているのかもしれない。私にはさっぱりわからん。どうか、この謎を解いてくれないか?」

ミスター・ブラウンは、一枚の古ぼけた紙を差し出した。紙には、奇妙な文字と数字が並んでいる。

G3 A7 C1 E5
B2 D6 F4 H8

さらに、紙の裏には走り書きでこう書かれていた。

始まりは中央、終わりは外周

ミスター・ブラウンは、不安そうな顔であなたを見つめている。あなたは、書棚から古い暗号解読の本を取り出し、謎に挑戦することにした。

紙に書かれた暗号を解読し、ミスター・ブラウンの友人が隠した宝の場所を特定せよ。

ヒント

解答

まず、与えられた暗号を読み解くために、アルファベットを方角に見立て、数字を歩数として考えます。

G3 A7 C1 E5
B2 D6 F4 H8

これを以下のように解釈します。

次に、暗号文の指示に従って移動します。「始まりは中央、終わりは外周」という言葉から、何らかの地図の中心からスタートし、外周に向かって移動すると考えられます。

今回は、以下の9つのマスを考えます。

B A C
G  . H
D E F

中央の「.」からスタートし、暗号文の指示に従い移動します。

  1. G3: 西に3歩 → B
  2. A7: 北に7歩 → A
  3. C1: 北東に1歩 → C
  4. E5: 南に5歩 → E
  5. B2: 北西に2歩 → G
  6. D6: 南西に6歩 → D
  7. F4: 南東に4歩 → F
  8. H8: 東に8歩 → H

それぞれの地点にたどり着くまでの移動経路をたどると、下図のようになります。

B A C
G  . H
D E F

図のアルファベットは、宝の隠し場所を示唆している可能性があります。 アルファベットを並べ替えると、「BACH FEGD」となります。

この文字列を、ドイツの作曲家である「バッハ」で区切ると、「BACH FEGD」 = 「BACH」 + 「FEGD」となります。

アルファベットは、東西南北を表すコンパス記号に対応していることを考えると、「FEGD」= 「DEFG」と並び替えることができ、これは「GOOD」と読むことができます。

したがって、最終的な答えは「BACH GOOD」= 「バッハは良い」となります。

宝の場所

ミスター・ブラウンの友人が隠した宝の場所は、バッハの音楽が良く聞こえる場所、つまり音楽ホールだと考えられます。