2025-06-23 01:01 の謎
毎日謎解き:消えた宝石の行方
【物語】
名探偵であるあなたは、とある富豪の屋敷に招かれた。富豪は、秘蔵の宝石「星の涙」が盗まれたと訴える。屋敷にいたのは、富豪本人、メイド、庭師、そして宝石商の4人。富豪は、宝石は厳重な金庫に保管されており、金庫の鍵は自分しか持っていないと主張する。
あなたは4人から話を聞き、以下の証言を得た。
- 富豪: 昨夜10時までは確かに金庫に宝石があった。今朝、宝石がなくなっていることに気づいた。昨夜は疲れていて、書斎で少し休憩した後すぐに寝てしまった。
- メイド: 昨夜はいつも通り、夕食後にお屋敷の掃除をしていた。富豪様が書斎で休憩されているのを見たのは10時頃。その後は自分の部屋に戻って寝た。
- 庭師: 昨日は一日中庭の手入れをしていた。夕方からは自宅に戻り、夜はテレビを見ていた。夜遅く、屋敷の方から犬の吠える声が聞こえたような気がする。
- 宝石商: 今朝、宝石のメンテナンスのために呼ばれた。宝石が盗まれたと聞いて驚いている。金庫の鍵のことは何も知らない。
さらに、あなたは以下の事実を掴んだ。
- 金庫は非常に頑丈で、鍵がないと開けることは不可能に近い。
- 屋敷の犬は、見慣れない人にだけ吠える。
- 庭師の家は屋敷から少し離れている。
【問題】
上記の証言と事実から、宝石を盗んだのは誰か? そして、どのようにして盗んだのか?
ヒント
- 矛盾点を探す
- 犬の行動が鍵
- 4人以外の犯人はいない
解答
犯人:庭師
盗み方:
- 庭師は、以前から富豪の屋敷に出入りしており、犬は庭師に慣れていたため、吠えなかった。
- 庭師は、夜中に屋敷に侵入し、富豪が寝静まっている隙に金庫に近づいた。
- 庭師は、以前から富豪の書斎に鍵があることを知っていた、もしくは、盗み見ていた。
- 庭師は鍵を使って金庫を開け、宝石を盗んだ。
- 庭師は、犬に吠えられなかったため、誰にも気づかれずに屋敷から立ち去ることができた。
- 犬の吠える声が聞こえたというのは、庭師が屋敷から去る際に、偶然近所の別の犬が吠えたか、庭師が吠え真似をした可能性がある。
論理的根拠:
- 富豪が鍵を持っているという証言は真実だが、鍵の在り処を庭師が知っていた可能性がある。
- メイドは富豪が書斎にいたのを確認しているが、その後すぐに寝てしまったため、庭師の侵入に気づかなかった。
- 宝石商は今朝呼ばれただけであり、犯行を行う機会がない。
- 庭師だけが、犬に吠えられない状況で、夜中に屋敷に近づくことができた。