2025-06-22 10:11 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた宝石の行方
あなたは、名探偵「カイト」。ある日、大富豪ミスター・ゴールドから緊急の依頼が舞い込んできた。
「カイト君、大変だ!我が家に代々伝わる『太陽の涙』という宝石が盗まれたんだ!今夜、盛大なパーティーを開いている最中に、警備の目を盗んで消えてしまったんだ!」
現場に到着したカイトは、ミスター・ゴールドから事情を聞き、パーティー会場となった広大な屋敷を調べ始めた。容疑者は、招待客の以下の4人。
- アリス: ミスター・ゴールドの姪。最近、事業に失敗し多額の借金を抱えているらしい。
- ボブ: ミスター・ゴールドの長年のビジネスパートナー。最近、ミスター・ゴールドとの間で意見の対立があったという噂がある。
- キャシー: 有名な宝石鑑定士。パーティーには、ミスター・ゴールドの宝石コレクションを見るために招待された。
- デビッド: ミスター・ゴールドの執事。長年、ゴールド家に仕えているが、最近、体調を崩しがちだった。
カイトは、それぞれの容疑者にアリバイがないか尋ねた。すると、以下のような証言が得られた。
- アリス: 「パーティーの間、ほとんど庭のテラスにいました。夜風が気持ちよかったので…。」
- ボブ: 「私は、ずっとミスター・ゴールドとワインを飲んでいました。彼が宝石の話をするので、退屈で仕方なかった。」
- キャシー: 「私は、屋敷の書斎で古い宝石の本を読んでいました。誰も邪魔しに来なかったので、ずっと一人でした。」
- デビッド: 「私は、パーティーの間、キッチンで飲み物の準備をしていました。時々、会場の様子を見に行きましたが…。」
さらに、カイトは現場に残されたいくつかの手がかりを発見した。
- 庭のテラスには、アリスが吸っていたと思われる高級タバコの吸い殻が落ちていた。
- 書斎の机には、キャシーが読んでいたと思われる宝石の本が開いたままになっていた。
- キッチンのゴミ箱には、デビッドが使ったと思われる胃薬の空き箱が捨てられていた。
- 宝石が飾られていたショーケースには、小さな傷がついていた。
カイトは、これらの情報から犯人を特定した。
さて、犯人は誰でしょう? そして、どのようにして宝石を盗んだのでしょうか?
解答
犯人はキャシーです。
理由:
- アリバイの信憑性: アリス、ボブ、デビッドはそれぞれ証言を裏付ける証拠(タバコの吸い殻、ワインを飲んでいた、胃薬)が存在し、完全にアリバイがないとは言い切れません。しかし、キャシーのアリバイを裏付ける証拠は、開いた宝石の本のみです。
- 宝石鑑定士という立場: キャシーは宝石鑑定士であり、宝石に関する深い知識を持っています。ショーケースについた小さな傷から、特殊な道具を使わずに宝石を盗み出す方法を知っていた可能性があります。
- 書斎という場所: 書斎は、パーティー会場から離れており、人目を避けやすい場所です。キャシーは、書斎で本を読んでいると見せかけながら、宝石を盗む機会を伺っていたと考えられます。
- 動機: 宝石鑑定士という職業柄、希少な宝石を目の当たりにすると、どうしても欲しくなってしまうという心理が働く可能性があります。
犯行の手口:
キャシーは、パーティーの最中に書斎から抜け出し、宝石が飾られているショーケースに細工をして、宝石を盗み出しました。そして、何事もなかったかのように書斎に戻り、再び本を読み始めたのです。宝石は、彼女の服のポケットや、持っていた宝石鑑定用の道具の中に隠されていたのでしょう。