2025-06-22 04:23 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語
ここは、美しい花々が咲き乱れるフローラ王国の王都。しかし、今、王国は危機に瀕しています。なぜなら、代々王家に伝わる大切な王冠が、昨夜のうちに盗まれてしまったのです!
勇敢な探偵であるあなたは、フローラ女王から直々に捜査の依頼を受けました。容疑者は3人。
- ローズ: 王室に長年仕える庭師。花を愛し、穏やかな性格で知られています。しかし、最近、ギャンブルで多額の借金を抱えているという噂も…。
- リリー: 王国の財政を管理する大臣。頭脳明晰で、仕事熱心。しかし、女王との意見の衝突が絶えず、不満を抱いているという情報も。
- デイジー: 若く美しい王女。わがままで自由奔放な性格。王冠に強い憧れを抱いており、夜な夜な宝物庫を訪れていたという目撃証言も。
あなたは、3人から話を聞き、以下の証言を得ました。
- ローズ: 「昨夜は、庭の花の手入れをしていました。夜露が降りるまで、ずっと庭にいましたよ。」
- リリー: 「昨夜は、国の財政報告書の作成に追われていました。一晩中、執務室にこもっていました。」
- デイジー: 「昨夜は、疲れていたので早く寝ました。夜中にどこにも行っていません。」
さらに、あなたは現場である宝物庫を調べ、以下の事実を発見しました。
- 宝物庫の扉は厳重に施錠されており、ピッキングなどの形跡は見当たらない。
- 合鍵を持っているのは、女王、リリー大臣、そして宝物庫の警備担当のみ。
- 宝物庫の窓は開いており、窓の下にはバラの花びらが落ちている。
- ローズの証言によると、昨夜は満月で、庭は明るかった。
王冠を盗んだのは誰でしょうか?そして、どのようにして盗んだのでしょうか?
解答
犯人はローズです。
理由
- アリバイの矛盾: ローズは「庭の花の手入れをしていた」と証言していますが、宝物庫の窓の下にバラの花びらが落ちていたことから、宝物庫の近くにいたことがわかります。満月の夜で明るかったので、バラの花びらを見落とす可能性は低い。
- 動機: ローズはギャンブルで多額の借金を抱えており、王冠を換金することで借金を返済しようとしたと考えられます。
- 犯行の手口: ローズは庭師として花の手入れをする際に、宝物庫の窓の位置や構造を熟知していたと考えられます。窓から侵入し、王冠を盗み、窓から脱出したと考えられます。窓の施錠は壊さず、元々開いていたか、あるいは工具を使って開けた可能性があります。
- 消去法: リリーは合鍵を持っていますが、扉にピッキングの跡がないことから、鍵を使って侵入する必要はありません。また、執務室にいたという証言も、財政報告書という証拠があるため、嘘である可能性は低いでしょう。デイジーは、王冠への憧れはあっても、アリバイがあり、侵入経路も不明です。
したがって、最も可能性が高いのは、庭師であるローズが、借金返済のために、宝物庫の窓から侵入して王冠を盗んだという推理になります。