2025-06-21 20:11 の謎
毎日謎解き:消えた王冠と秘密の晩餐会
物語
古都グランベルクの王室で、年に一度の晩餐会が開かれようとしていました。各国の王族や貴族が集まるこの晩餐会は、グランベルクの威信を示す重要なイベントです。しかし、晩餐会の準備が進む中、王室の宝である「太陽の王冠」が盗まれてしまったのです!
国王は名探偵であるあなたに、事件の解決を依頼しました。
手がかり
- 晩餐会の参加者:
- エリザベス女王 (隣国アヴァロンの女王)
- カシム王子 (砂漠の国ザハールの王子)
- ソフィア公爵夫人 (グランベルク王国の公爵夫人)
- レオナルド伯爵 (グランベルク王国の伯爵)
- 晩餐会のスケジュール:
- 18:00 開場
- 19:00 食事開始
- 20:00 音楽演奏
- 21:00 王冠公開 (王冠が盗まれたことが発覚)
- アリバイ証言:
- エリザベス女王: 「19時から20時まで、カシム王子と庭園を散歩していました。」
- カシム王子: 「19時から20時まで、エリザベス女王と庭園を散歩していました。」
- ソフィア公爵夫人: 「19時から21時まで、レオナルド伯爵と談話室で政治談議をしていました。」
- レオナルド伯爵: 「19時から21時まで、ソフィア公爵夫人と談話室で政治談議をしていました。」
- 追加情報:
- 庭園には監視カメラがなく、談話室には使用人が頻繁に出入りしていた。
- 王冠は厳重な警備のされた展示室に保管されており、内部の者でなければ盗むのは不可能に近い。
- 晩餐会の参加者は全員、17:00に王室に到着し、それ以降は王室から出ていない。
- 晩餐会の参加者は全員、過去に何らかの形で王室と関わりがあり、恨みを持っている可能性もある。
問題
太陽の王冠を盗んだのは誰でしょうか? 理由も添えて答えてください。
解答
犯人はカシム王子です。
理由:
アリバイ証言を詳しく見ると、エリザベス女王とカシム王子の証言は互いに矛盾していません。しかし、ソフィア公爵夫人とレオナルド伯爵の証言は「19時から21時まで」と時間指定が曖昧です。20時から21時はアリバイがありますが、王冠が盗まれた21時までの1時間は談話室には使用人が頻繁に出入りしていたため、犯行は困難です。
また、王冠は内部の者でなければ盗むのが不可能に近い場所に保管されていたため、外部の人間が侵入して盗むのは難しいと考えられます。
さらに、カシム王子が犯人である理由はもう一点あります。エリザベス女王と庭園を散歩していたというアリバイがありますが、庭園には監視カメラがありません。これは、カシム王子が女王にアリバイを証言してもらうことが可能であることを意味します。
これらの状況から、カシム王子が18:00から19:00の間に、エリザベス女王と散歩に出る前に王冠を盗み、散歩後に元の場所に戻したと考えるのが最も合理的です。