2025-06-20 12:22 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語:
古都オウギシマにそびえ立つオウギ城。この城には代々、王家に受け継がれてきた輝かしい王冠がありました。しかし、今朝、王冠が消えてしまったのです!
城の調査の結果、怪しい人物が3人浮かび上がりました。
- アカリ: 王室に仕えるメイド。真面目で働き者だが、最近、借金に苦しんでいるという噂があります。
- ケンタ: 城に出入りする商人。物知りで話上手だが、過去に詐欺事件に関わったことがあるという噂も。
- ミドリ: 城の庭師。植物に詳しく穏やかな性格だが、最近、城の警備体制に不満を持っている様子。
3人はそれぞれ、事件について次のように証言しています。
- アカリ: 「今朝は早くから掃除をしていました。王冠の部屋の前も通りましたが、いつもと変わった様子はありませんでした。」
- ケンタ: 「昨日の夕方、城に品物を納入しました。その際、庭でミドリさんと会って少し話しました。王冠の部屋には近づいていません。」
- ミドリ: 「朝は庭の手入れをしていました。ケンタさんが昨日夕方、庭にいたのは見ましたが、それ以外は誰も見ていません。」
さらに、調査の結果、以下の事実が判明しました。
- 犯人は必ず嘘をついている。
- 王冠が消えたのは、昨日の夕方から今朝の間である。
- 3人のうち、王冠の部屋に立ち入ることができたのは1人だけである。
- アカリは嘘をついていないことが判明した。
問題:
王冠を盗んだ犯人は誰でしょうか? そして、それはなぜそう言えるのでしょうか?
解答
犯人はケンタです。
理由:
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アカリの証言の検討: アカリは嘘をついていないため、「今朝は早くから掃除をしていました。王冠の部屋の前も通りましたが、いつもと変わった様子はありませんでした。」という証言は真実です。
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ミドリの証言の検討: ミドリの証言「朝は庭の手入れをしていました。ケンタさんが昨日夕方、庭にいたのは見ましたが、それ以外は誰も見ていません。」は、ケンタが夕方に庭にいたことを認めているため、この部分は真実です。
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ケンタの証言の検討: ケンタの証言「昨日の夕方、城に品物を納入しました。その際、庭でミドリさんと会って少し話しました。王冠の部屋には近づいていません。」には、「王冠の部屋には近づいていません。」という部分が含まれています。しかし、犯人は必ず嘘をついているため、ケンタが犯人であるならば、この証言は嘘でなければなりません。つまり、ケンタは王冠の部屋に近づいたことになります。
- 消去法による犯人の特定:
- アカリは嘘をついていないため、犯人ではありません。
- ミドリは、ケンタが夕方に庭にいたことを認めているため、この部分が嘘である可能性は低いです。また、ミドリが王冠の部屋に立ち入ったという情報もありません。
- ケンタは、嘘をついている可能性があり、王冠の部屋に近づいたという矛盾を抱えています。
- 結論: 以上のことから、王冠を盗んだ犯人は、嘘をついているケンタである可能性が最も高いと言えます。