2025-06-20 09:12 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた宝石と猫の足跡
ストーリー
名探偵であるあなたは、資産家である猫好きのミスター・キャットフォードからの依頼で、彼のコレクションルームを訪れました。キャットフォード氏の自慢は、猫の目のように美しいと言われる、巨大なエメラルド「キャッツアイ」。しかし、今朝、コレクションルームから「キャッツアイ」が消えてしまったというのです。
コレクションルームは厳重に施錠されており、窓も鉄格子で守られています。ドアには最新のセキュリティシステムが導入されており、侵入者がいればすぐに警報が鳴るはずですが、警報は作動していません。
部屋の中には、キャットフォード氏が飼っている3匹の猫、「ミトン」「ソックス」「ブーツ」の足跡が散らばっています。しかし、奇妙なことに、3匹の猫のうち1匹の足跡だけが、エメラルドが展示されていたガラスケースの周りに集中しているのです。
あなたは部屋を注意深く調べ、以下の情報を得ました。
- キャットフォード氏と3匹の猫以外、昨日から誰もコレクションルームに入っていません。
- 3匹の猫はそれぞれ異なる特徴を持っています。
- ミトン:おとなしく、普段はあまり動き回らない。
- ソックス:好奇心旺盛で、新しい場所や物に興味を持つ。
- ブーツ:いたずら好きで、高い場所に登ったり、物を落としたりするのが好き。
- ガラスケースは高さ1.5メートルの場所に設置されており、猫が飛び乗るには少し高い。しかし、ケースのすぐ横には、棚が置いてあり、そこから飛び移ることが可能です。
- 部屋の隅には、ひっくり返った花瓶と、散らばった花びらがあります。
- コレクションルームの窓は開け閉めできません。
問題
以上の情報から、「キャッツアイ」を盗んだ猫は誰でしょうか? そして、どのようにして盗んだと考えられますか?
解答
盗んだ猫:ブーツ
盗み方:
- 動機の特定: いたずら好きで高い場所に登るのが好きな「ブーツ」が、エメラルドに興味を持ち、盗む動機があると推測できます。
- 侵入経路の特定: ガラスケースは高さ1.5メートルと猫には少し高いものの、すぐ横にある棚を利用して飛び移ることが可能です。
- 状況証拠の分析: ガラスケースの周りに「ブーツ」の足跡が集中していることから、彼がケースに近づいたことがわかります。
- 事件の再現:
- 「ブーツ」は棚からガラスケースに飛び乗り、ケースの中にある「キャッツアイ」に興味を持ちました。
- いたずら心から、ケースに手をかけたり、体当たりしたりして、何らかの原因でケースを倒してしまったと考えられます。
- ケースが倒れる際に、近くにあった花瓶にぶつかり、花瓶が倒れて花びらが散らばったと考えられます。
- 「キャッツアイ」はケースから転がり落ち、持ち運びやすい大きさだったため、「ブーツ」はそれを咥えて持ち去ったと考えられます。
論理性:
- 他の猫(ミトン、ソックス)が盗む動機や方法論を考えると、「ブーツ」が最も可能性が高いです。
- 足跡の集中、ひっくり返った花瓶などの状況証拠が、「ブーツ」の犯行を裏付けています。
- 警報が鳴らなかったのは、猫が侵入した程度では作動しないように設定されているか、あるいはケースを倒した際にシステムが誤作動しなかったと考えられます。
- 窓が開け閉めできないこと、ドアが施錠されていることから、外部からの侵入は否定できます。
以上の点から、最も合理的な結論として、「キャッツアイ」を盗んだのは「ブーツ」であると考えられます。