2025-06-20 08:15 の謎

毎日謎解き:消えた王冠の謎

物語

あなたは名探偵。今日は王室から緊急の依頼が舞い込んできました。なんと、明日の戴冠式で使用されるはずの王冠が盗まれたというのです。

王室の庭園には、王冠が置かれていた台座の周りに、以下の4つの手がかりが残されていました。

  1. 庭師の証言: 「今朝、庭を掃除していたら、青い服を着た人が台座の周りをうろうろしていました。その人は、何かを探しているようでした。」
  2. 王子の証言: 「昨夜、私は庭で星を見ていました。その時、赤い服を着た人が庭に入ってくるのを見ましたが、すぐに立ち去りました。」
  3. 王女の証言: 「私は昨日、庭でバラの手入れをしていました。その時、黄色の服を着た人が庭を通り過ぎるのを見ました。その人は、何かを隠しているようでした。」
  4. 台座に残されたメモ: 「嘘をついている人が犯人だ。」

さらに、容疑者として以下の3人が浮かび上がりました。

犯人は一体誰でしょうか?手がかりと証言を基に、論理的に推理してください。

解答

この謎解きのポイントは、「嘘をついている人が犯人だ」というメモです。各容疑者の証言を検証し、矛盾を見つけることで犯人を特定します。

もしアランが犯人だとすると、庭師の証言は真実になります。しかし、メモが示すように、犯人は嘘をついている必要があります。したがって、アランは犯人ではありません。

もしベティが犯人だとすると、王子の証言は真実になります。同様に、ベティは嘘をついている必要があるので、ベティも犯人ではありません。

もしキャシーが犯人だとすると、王女の証言は真実になります。しかし、キャシーは嘘をついている必要があるので、キャシーも犯人ではありません。

しかし、ここで矛盾が生じます。容疑者は3人しかおらず、全員が犯人ではないとすると、王冠は一体どこへ消えたのでしょうか?

ここで重要なのは、「嘘をついている人が犯人だ」というメモです。もしメモ自体が嘘だった場合、真実を述べている人が犯人ということになります。

アランが真実を述べていると仮定すると、庭師の証言は真実であり、アランは犯人ではありません。 ベティが真実を述べていると仮定すると、王子の証言は真実であり、ベティは犯人ではありません。 キャシーが真実を述べていると仮定すると、王女の証言は真実であり、キャシーは犯人ではありません。

しかし、誰も犯人ではないとすると、王冠はどこへ行ったのでしょうか?

ここで、もう一度メモを見てみましょう。「嘘をついている人が犯人だ。」このメモが嘘だと断定するには、誰も嘘をついていないという証拠が必要です。しかし、庭師、王子、王女の証言が全て真実だと断定することはできません。

したがって、メモが真実であるという前提に戻ります。 メモが真実であり、犯人が嘘をついているとすると、容疑者の中に犯人がいないという仮定は誤りです。

ここで、もう一度3人の証言を振り返ってみましょう。 アランが犯人である場合、庭師の証言はアランを見たと証言しているので、アランの証言は真実となります。しかし、犯人は嘘をついているはずなので矛盾します。 ベティが犯人である場合、王子の証言はベティを見たと証言しているので、ベティの証言は真実となります。しかし、犯人は嘘をついているはずなので矛盾します。 キャシーが犯人である場合、王女の証言はキャシーを見たと証言しているので、キャシーの証言は真実となります。しかし、犯人は嘘をついているはずなので矛盾します。

ここで、もう一度メモを見てみましょう。「嘘をついている人が犯人だ。」このメモは、犯人に関する情報ではなく、真実を述べている人が犯人でないことを示唆しています。つまり、庭師、王子、王女の証言が真実であれば、それぞれアラン、ベティ、キャシーは犯人ではありません。

この状況で考えられるのは、3人の証言者が嘘をついている可能性です。しかし、3人全員が嘘をついている場合、王冠が盗まれたという事実と矛盾します。

つまり、 メモ自体が嘘である という結論に至ります。

メモが嘘である場合、真実を述べている人が犯人となります。3人の証言から、それぞれアラン、ベティ、キャシーが庭にいたことが分かります。

したがって、庭師、王子、王女の中で、真実を述べているのはキャシーです。王女の証言が真実である場合、キャシーは犯人となります。

結論:キャシーが犯人である。