2025-06-20 05:12 の謎

毎日謎解き:消えた王冠の謎

物語

古の王国、エルデンブルグ。その象徴たる「太陽王冠」が、厳重な警備を誇る王宮から忽然と姿を消した。犯人は、王に恨みを持つ者か、はたまた王国の財宝を狙う盗賊か…。

王は、エルデンブルグに住む腕利きの探偵であるあなたに、王冠の捜索を依頼した。

王宮に到着したあなたは、まず事件当日の状況を調べ始めた。警備隊長の話では、王冠が消えたのは昨晩の午後9時から午前0時の間。その時間帯、王宮に出入りできたのは以下の人物だけだという。

さらに、あなたは以下の証言を得た。

  1. 王は書類整理に集中しており、誰とも会っていないと証言。
  2. 王妃は読書に夢中で、メイドが紅茶を運んできた時以外は誰とも会っていないと証言。
  3. 王子は天体望遠鏡を覗いていたため、王宮の中の様子は全く見ていないと証言。
  4. メイドは紅茶を運んだ際、王妃以外には誰とも会っていないと証言。
  5. 庭師は午後9時に帰宅しており、それ以降は王宮には誰も出入りしていない。

王冠が保管されていた部屋の扉は、内側から鍵がかけられており、窓は全て閉ざされていた。部屋には王冠の台座のみが残されており、他に変わった様子はなかった。

あなたは、これらの情報を元に、犯人を特定する必要がある。

問題

上記の情報から、太陽王冠を盗んだ犯人を特定してください。

解答

犯人はメイドです。

理由

一見すると、全員にアリバイがあるように見えます。しかし、メイドの証言には矛盾があります。

しかし、メイドが王妃に紅茶を運ぶためには、当然メイド自身と会う必要があります。つまり、メイドは「王妃以外には誰とも会っていない」という証言が嘘であるということです。

王冠が保管されていた部屋は密室であり、メイドは王妃の部屋にいることによって、王冠の保管された部屋に近づく機会を得ることができたと考えられます。

したがって、メイドが王冠を盗んだ犯人である可能性が最も高いです。