2025-06-19 08:16 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語
古の王国、エメラルド王国では、代々受け継がれてきた王冠が国の象徴でした。その王冠は、王国の繁栄を約束すると言われ、国民から深く愛されていました。
しかし、ある朝、王冠が王宮の宝物庫から忽然と姿を消してしまったのです。宝物庫は厳重に警備されており、扉には高度な魔法がかけられています。魔法を破って侵入した形跡はなく、内部にいた警備兵も誰も侵入者を見ていませんでした。
国王は、王冠を取り戻すため、国内で最も優れた探偵であるあなたに依頼することにしました。
手がかり
- 宝物庫の扉は、特定の順番で5つの宝石をはめ込まないと開かない仕組みになっています。宝石は、赤、青、緑、黄、紫の5種類です。
- 警備兵の証言によれば、昨夜、王宮内では奇妙な出来事がいくつかありました。
- 庭園のバラが、突然全て青色に変わった。
- 王宮の時計台の鐘が、予定よりも1時間早く鳴った。
- 王宮の晩餐会で、国王が普段は絶対に口にしないブドウジュースを飲んだ。
- 宝物庫の床には、微かな足跡が残されていました。足跡は小さく、子供のものか、あるいは小柄な人物のもののようです。
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王冠が置かれていた台座には、小さな紙片が残されていました。紙には、暗号のようなものが書かれています。
「R < B, G > Y, P = 4」
謎
王冠を盗んだ犯人を特定し、王冠がどのようにして宝物庫から持ち出されたのかを解き明かしてください。
ヒント
- 宝石の順番と、王宮で起こった出来事の間には、何らかの関連性があるかもしれません。
- 紙片の暗号を解読することが、犯人にたどり着くための鍵となります。
- 足跡の大きさも、犯人を絞り込む上で重要な情報となります。
解答
犯人: 王宮に仕える小人の庭師
王冠の持ち出し方:
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宝石の順番の解読: 紙片の暗号「R < B, G > Y, P = 4」は、宝石の色を並べる順番を示唆しています。
- R < B は、赤(R)よりも青(B)が先であることを意味します。
- G > Y は、緑(G)が黄(Y)よりも後であることを意味します。
- P = 4 は、紫(P)が4番目であることを意味します。
これらの情報と、庭園のバラが青色に変わったこと(青が最初に来る)から、宝石の順番は「青、赤、紫、緑、黄」となります。時計台の鐘が1時間早く鳴ったのは、この順番を間違えさせるためのミスリードです。
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犯人の特定: 晩餐会で国王がブドウジュースを飲んだのは、小人が事前にジュースに睡眠薬を混ぜていたためです。これにより、警備兵は眠り込んでしまい、小人が侵入する隙を作りました。小柄な足跡と、庭師という身分から、犯人は小人の庭師であると特定できます。
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王冠の持ち出し: 小人の庭師は、宝石の正しい順番を知っていたため、宝物庫の扉を開けることができました。そして、睡眠薬で眠っている警備兵を尻目に王冠を持ち出したのです。