2025-06-19 07:11 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠の謎
物語:
静かなる王国、シルヴァニア。そこには代々受け継がれてきた美しい王冠がありました。しかし、今朝、王冠が保管されていた厳重な金庫から忽然と姿を消してしまったのです!
王様は名探偵であるあなたに、この難事件の解決を依頼しました。
手がかり:
- 金庫は施錠されたままで、こじ開けられた形跡はありませんでした。
- 金庫室に出入りできるのは、王様、王妃、王子、そして忠実な執事の4人だけです。
-
4人はそれぞれ、以下の証言をしています。
- 王様: 「私は今朝、いつものように朝食を摂っていました。金庫室には近づいていません。」
- 王妃: 「私は庭でバラの手入れをしていました。王冠のことなど全く知りません。」
- 王子: 「僕は一日中、書斎で勉強していました。退屈で死にそうでした。」
- 執事: 「私は朝から晩まで、王様の身の回りのお世話をしておりました。金庫室に近づく暇などありません。」
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しかし、聞き込みの結果、以下の事実が判明しました。
- 王子は嘘をつきがちで、退屈しのぎによくいたずらをする。
- 王妃はバラの手入れをする際、必ず手袋を着用する。しかし、今朝に限って手袋は使われていなかった。
- 金庫の鍵は王様が常に身につけている。
謎:
消えた王冠を盗んだのは誰でしょう?そして、どのようにして盗んだのでしょうか?
ヒント:
- 嘘をついている人物に注目しましょう。
- 王妃の手袋が使われなかったことに何か意味があるのでしょうか?
- 金庫は施錠されたまま…鍵は誰が持っている?
解答
犯人: 王子
トリック:
- 王子の嘘: 王子は「一日中、書斎で勉強していた」と証言していますが、嘘をつきがちであるため、これは嘘である可能性が高いです。
- 王妃の手袋: 王妃は「バラの手入れをしていた」と証言していますが、手袋を使わなかったことから、本当にバラの手入れをしていたのか疑わしいです。
- 王様の鍵: 金庫の鍵は王様が常に身につけているため、他の人物が鍵を使って金庫を開けることは難しいと考えられます。
- 総合的な推理: 王子は退屈しのぎによくいたずらをすることを考えると、王冠を盗む動機は十分にあると考えられます。また、王妃が手袋を使わなかった理由は、王子が王冠を盗む手助けをしたため、アリバイ作りのために庭に出たものの、手袋を着用する時間も余裕もなかったと考えられます。
結論: 王子は、王妃と共謀して王冠を盗み出した。王様が朝食を摂っている間に、王子は王妃から鍵を借りて金庫を開け、王冠を盗み出した。そして、王子は書斎で勉強していたというアリバイを作り、王妃は庭でバラの手入れをしていたというアリバイを作ろうとした。しかし、手袋を着用していなかったことが矛盾となり、王子の犯行が明らかになった。