2025-06-19 05:12 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語:
ある小さな王国で、年に一度の祭りが開催されようとしていました。その祭りの目玉は、王家に代々伝わる美しい王冠の展示です。しかし、祭りの準備が進む中、王冠が保管されていた厳重な金庫から忽然と姿を消してしまったのです!
王国は騒然となり、名探偵であるあなたに白羽の矢が立ちました。あなたは、王冠が消えた状況を詳しく調べました。
- 金庫は施錠されたままで、こじ開けられた形跡はありませんでした。
- 金庫の鍵を持っているのは、王様、王妃、そして信頼の厚い執事の3人だけです。
- 王様は祭りの準備で一日中忙しく、王妃は病で臥せっていました。執事は常に王妃の看病をしていました。
- 金庫室には、王様、王妃、執事以外の人物が出入りした記録はありません。
- 王冠が消えたのは、昨日午後3時から午後6時の間だと判明しました。
あなたは3人から事情聴取を行いました。
- 王様:「私は祭りの準備でずっと広場にいた。王冠のことなど気にする暇もなかった。」
- 王妃:「私は病で一日中寝ていた。執事がずっと看病してくれていたわ。」
- 執事:「私は王妃様の看病をしており、一歩も部屋から出ていません。王妃様が証言してくださいます。」
3人の証言は一見矛盾がないように見えますが、よく考えると、犯人がわかります。あなたは名探偵として、見事、王冠を盗んだ犯人を突き止めてください。
解答
執事が犯人です。
理由:
王妃は病で寝ており、執事が看病していたと証言しています。しかし、王妃が一日中寝ていたことを知っているのは、実際に一日中看病していた人物だけです。つまり、執事が王妃の部屋から一歩も出ていないという証言は、王妃の証言によって裏付けられていることになります。
しかし、金庫室には王様、王妃、執事以外の人物は出入りしていないため、犯人はこの3人の中にいます。王様はアリバイがあり、王妃は病で寝ていたため、犯人は執事しかいません。
執事は、王妃の看病をしていたというアリバイを王妃の証言で作り、自身が犯人ではないように見せかけようとしたのです。