2025-06-18 21:11 の謎
毎日謎解き:消えた王冠の謎
物語:
古の王国、エメラルド王国には代々受け継がれてきた美しい王冠がありました。その王冠は、王国の繁栄の象徴であり、国民の心のよりどころでもありました。しかし、ある満月の夜、王冠は忽然と姿を消してしまったのです。
王国は騒然となり、優秀な探偵であるあなたは、王様から王冠の捜索を依頼されました。
城内を調べると、王冠が置かれていた部屋には、以下の4つの手がかりが残されていました。
- 一枚のメモ: 「真実の声は、静寂の中に」
- 散らばった4つの宝石: ルビー、サファイア、エメラルド、アメジスト
- 4人の容疑者:
- アリス:王様の妹で、聡明だが野心家。
- ボブ:王室の執事で、長年王家に仕えている。
- キャシー:王国の学者で、歴史に詳しい。
- デイビッド:王様の弟で、遊び人で借金癖がある。
- 4人の証言:
- アリス:「私はその夜、書斎で本を読んでいました。誰も見ていませんが、間違いなく書斎にいました。」
- ボブ:「私はその夜、使用人部屋で休んでいました。キャシーさんが廊下を通るのを見ました。」
- キャシー:「私はその夜、研究室で古文書を調べていました。アリスさんが庭を歩いているのを見ました。」
- デイビッド:「私はその夜、街の酒場で飲んでいました。ボブさんが店にいるのを見ました。」
さらに調査を進めると、以下の事実が判明しました。
- 王冠が盗まれた夜、城の庭には誰もいなかった。
- 4人の証言のうち、嘘をついているのは一人だけである。
- 犯人は王冠を持ち出す際に、宝石を一つ落としていった。
- 落ちていた宝石は、アメジストだった。
問題:
以上の手がかりと事実から、王冠を盗んだ犯人を特定してください。
ヒント:
- まず、嘘をついているのは誰かを特定しましょう。
- メモ「真実の声は、静寂の中に」が何を意味するか考えてみましょう。
- 落ちていたアメジストが犯人特定の重要な手がかりになります。
- それぞれの容疑者の動機や、アリバイの矛盾点に着目しましょう。
解答
まず、証言の矛盾を検証し、嘘をついている人物を特定します。
- ボブの証言とデイビッドの証言は互いに矛盾しています。どちらか一方が嘘をついていることになります。
次に、庭に誰もいなかったという事実から、キャシーの証言が嘘であることがわかります。キャシーが嘘をついているとすると、アリスは庭にいませんでした。
キャシーが嘘をついているので、ボブの証言は真実です。そして、ボブの証言が真実であることから、デイビッドが嘘をついていることが確定します。
デイビッドが嘘をついているため、彼は酒場にはいませんでした。
メモ「真実の声は、静寂の中に」は、嘘をついている人が犯人であることを示唆しています。なぜなら、嘘は真実を隠蔽し、静寂を生み出すからです。
最後に、盗まれた王冠はエメラルド王国の象徴であり、落ちていた宝石がアメジストであることから、犯人は王国の象徴(エメラルド)を奪い、アメジスト(アリスの誕生石など、彼女に関連する宝石と仮定できます)を落とした、アリスであると推測できます。
したがって、犯人はアリスです。
解説:
アリスは王様の妹であり、王位を狙っている可能性があります。また、彼女の証言は書斎にいたというだけで、アリバイとしては弱いものです。キャシーの証言が嘘であると判明したことで、彼女が庭にいた可能性も否定されました。さらに、アメジストを落としたという事実は、彼女が犯人である可能性を強く示唆しています。