2025-06-18 19:09 の謎
毎日楽しめる謎解き問題:消えた王冠の謎
物語
あなたは名探偵として、小さな国の王室から緊急の依頼を受けました。なんと、明日の戴冠式で使用されるはずの王冠が盗まれてしまったのです!
王室にいたのは、以下の4人。
- 国王の弟: 王位を狙っているという噂もある。
- 王室の庭師: いつも庭の手入れをしており、王冠には興味がない様子。
- 王室の料理人: 明日の晩餐会の準備で大忙し。
- 王室の学者: 古文書の研究に没頭している。
事件当日、4人はそれぞれ以下のように証言しました。
- 国王の弟: 「私は午後はずっと書斎にいた。庭師が庭で何か隠しているのを見た。」
- 王室の庭師: 「私は一日中庭の手入れをしていた。料理人が厨房から何か大きなものを運び出すのを見た。」
- 王室の料理人: 「私は晩餐会の準備でずっと厨房にいた。学者様が地下の保管庫に行くのを見た。」
- 王室の学者: 「私は古文書の研究で地下の保管庫にいた。誰も見ていない。」
ただし、4人のうち1人は嘘をついており、他の3人は真実を述べています。
問題
王冠を盗んだのは誰でしょうか? 論理的に推理してください。
解答
犯人を特定するため、各証言の真偽を仮定して矛盾が生じないか確認します。
- 国王の弟が嘘をついていると仮定:
- 国王の弟は書斎にいなかったか、庭師が何か隠しているのを見ていない。
- 他の3人の証言は真実となる。
- 庭師は庭の手入れをしており、料理人が何か運び出すのを見た。
- 料理人は厨房にいて、学者が保管庫に行くのを見た。
- 学者は保管庫にいて、誰も見ていない。
- この場合、王冠を盗む機会があったのは、庭師、料理人、学者のいずれか。
- 王室の庭師が嘘をついていると仮定:
- 庭師は庭の手入れをしていなかったか、料理人が何か運び出すのを見ていない。
- 他の3人の証言は真実となる。
- 国王の弟は書斎にいて、庭師が何か隠しているのを見た。
- 料理人は厨房にいて、学者が保管庫に行くのを見た。
- 学者は保管庫にいて、誰も見ていない。
- 庭師が嘘をついている場合、国王の弟が見た「何か隠している」が王冠である可能性が高まる。
- 王室の料理人が嘘をついていると仮定:
- 料理人は厨房にいなかったか、学者が保管庫に行くのを見ていない。
- 他の3人の証言は真実となる。
- 国王の弟は書斎にいて、庭師が何か隠しているのを見た。
- 庭師は庭の手入れをしており、料理人が何か運び出すのを見た。
- 学者は保管庫にいて、誰も見ていない。
- この場合、料理人が庭師が見た「何か」=王冠を運び出した可能性が高まる。
- 王室の学者が嘘をついていると仮定:
- 学者は保管庫にいなかったか、誰も見ていないという証言が嘘。
- 他の3人の証言は真実となる。
- 国王の弟は書斎にいて、庭師が何か隠しているのを見た。
- 庭師は庭の手入れをしており、料理人が何か運び出すのを見た。
- 料理人は厨房にいて、学者が保管庫に行くのを見た。
- 学者が嘘をついている場合、料理人の証言と矛盾し、保管庫に行ったこと自体が嘘である可能性が高まる。しかし、学者が保管庫で王冠を盗んだ可能性も残る。
ここで、嘘をついている人物が1人であるという条件から、最も矛盾が少ないのは王室の庭師が嘘をついている場合です。
- 国王の弟が「庭師が何か隠しているのを見た」と言っているが、庭師が嘘をついているため、実際には王冠を隠していた可能性があります。
したがって、王冠を盗んだのは王室の庭師です。