2025-06-18 12:22 の謎
毎日謎解き:消えた絵画の謎
【物語】
あなたは、有名な美術探偵「シャーロック・ホームニャン」。ある日、大富豪のミスター・キャットリーから緊急の依頼が舞い込みました。
「大変だ、ホームニャン!我が家の秘宝、『月夜のミルククラウン』という絵が、今朝、盗まれたんだ!」
キャットリー邸に到着したあなたは、状況を聞き込みます。
- 絵画は、厳重な警備のされた書斎に飾られていた。
- 書斎の扉は内側から施錠されており、窓は開かずの窓だった。
- 書斎に出入りできるのは、ミスター・キャットリー本人、執事のセバスチャン、メイドのマリアの3人だけ。
- 3人はそれぞれ、アリバイを主張しています。
- ミスター・キャットリー:「私は朝食後、ずっと庭でバラの手入れをしていた。庭師が見ているはずだ。」
- セバスチャン:「私は朝からずっと、キャットリー様のために紅茶を準備していました。メイドのマリアが証人です。」
- マリア:「私はセバスチャンと一緒に、紅茶の準備をしていました。その後は、お屋敷全体の掃除をしていました。」
- 庭師の証言:「キャットリー様は、確かに朝食後からずっと庭にいました。しかし、30分ほど書斎の方へ向かっていた時間があったそうです。」
- 部屋には、猫の足跡が残されていた。
【問題】
上記の証言と状況から、絵画を盗んだ犯人を特定してください。そして、どのようにして絵画を持ち出したのか、その方法を推理してください。
解答
犯人: ミスター・キャットリー
盗み方:
- ミスター・キャットリーは、庭師の証言通り、庭にいる間、30分ほど書斎へ向かっていた時間があります。
- その時間を利用して、書斎に入り絵画を盗みました。
- 書斎の扉を内側から施錠し、アリバイを作りました。
- 絵画は、猫の足跡が残されていた事から、猫の服の中に隠して持ち出したと考えられます。普段から猫を可愛がっているため、猫の服の中に絵画を隠しても怪しまれる可能性は低いです。
理由:
- 書斎に出入りできるのは3人だけなので、犯人は3人のうちの誰かです。
- セバスチャンとマリアは、互いにアリバイを証言しており、共謀している可能性は低いと考えられます。
- ミスター・キャットリーは、庭師の証言でアリバイが一部崩れており、30分ほどの空白の時間があります。
- 猫の足跡があったことから、猫を利用したと考えられます。ミスター・キャットリーが絵画を盗んだ後、猫に絵画を隠して庭に戻れば、庭師も猫も疑うことはないでしょう。
この推理は、状況証拠と証言の矛盾点を最も合理的に説明できます。