2025-06-18 04:20 の謎
毎日楽しめる謎解き:消えた王冠
物語
あなたは名探偵。ある日、小さな国の王室から緊急の依頼が舞い込みました。
「大変です!明日の戴冠式で使用するはずの王冠が、今朝になって忽然と姿を消してしまったのです!王宮内を隈なく探しましたが、見つかりません。どうか、明日までに王冠を見つけ出してください!」
王宮に到着したあなたは、王室関係者から事情を聞き取りました。王冠に最後に触れたのは、以下の4人です。
- 国王の弟: 「今朝、王冠が保管されている部屋の前を通った際、確かに王冠はケースの中にありました。私はただ通り過ぎただけで、中には入っていません。」
- 王妃: 「昨夜、明日の戴冠式に向けて王冠の状態を確認しました。その時は確かにありましたわ。」
- 執事: 「昨夜、王妃様が王冠を確認された後、部屋の鍵を閉め、今朝まで誰一人として入室していません。」
- 庭師: 「今朝、庭の手入れをしていたら、王宮の裏庭に続く窓が開いているのに気が付きました。風のせいだと思ったのですが…。」
王宮の調査を進めるうちに、以下の事実が判明しました。
- 王冠が保管されていた部屋の鍵は、執事が常に持っており、スペアキーは存在しない。
- 部屋には窓が一つあり、普段は施錠されている。しかし、裏庭に続く窓のため、庭から開けることができる。
- 王室関係者は皆、嘘をつくことはない。
- 王冠を持ち出すには、それなりの時間と、王冠が入ったケースを持ち運ぶ必要があり、人目に付きやすい。
王冠は一体どこへ消えたのでしょうか?そして、誰が持ち出したのでしょうか?
解答
犯人:庭師
理由:
- 執事が部屋の鍵を閉め、スペアキーが存在しないため、王妃以降、国王の弟と執事は部屋に侵入することは不可能。
- 国王の弟は、王冠を見た時間帯を「今朝」と証言しているが、その時点で王冠は無くなっている。王室関係者は嘘をつかないため、国王の弟は王冠がケースに入っているのを見ており、部屋の中には入っていない。
- 庭師は裏庭に続く窓が開いていたと証言している。
- 庭から窓を開け、王冠を持ち出すことが可能なのは庭師のみ。
したがって、庭師が裏庭から窓を開けて部屋に侵入し、王冠を盗んだと考えられます。