2025-06-18 02:43 の謎
今日の謎解き:消えた絵筆の謎
物語
あなたは名探偵。ある日、有名な画家、ミシェル・ルブラン氏から緊急の依頼が舞い込みました。彼の自慢のアトリエから、最も大切な絵筆が消えてしまったというのです。
アトリエには、ルブラン氏、アシスタントのソフィー、そして庭師のジャンという3人しかいませんでした。
ルブラン氏:「朝、いつものようにアトリエに来たら、一番使い慣れた絵筆がなくなっていたんだ!あれがないと、私のインスピレーションが湧かないんだ!」
ソフィー:「私は朝からずっと、ルブラン先生の絵の具の準備をしていました。絵筆には触っていません。」
ジャン:「私は庭の手入れをしていました。アトリエには近づいていません。」
あなたはアトリエを調べました。以下のことが分かりました。
- アトリエのドアと窓は全て内側から鍵がかかっており、外部からの侵入は不可能。
- 絵筆は、いつもルブラン氏が使っているイーゼルの横の棚に置かれていた。
- 棚には、ルブラン氏の絵筆以外に、ソフィーが使ういくつかの絵筆も置かれていた。
- アトリエの床には、絵の具が少し飛び散っている箇所がある。
- 庭には、ジャンの足跡がいくつか残っている。しかし、アトリエの窓の下には足跡はない。
あなたは3人の証言と現場の状況から、真犯人を突き止めなければなりません。一体、誰が絵筆を盗んだのでしょうか?そして、その理由は何でしょうか?
ヒント
- 密室であること
- それぞれの証言の矛盾点
- 現場に残された痕跡
解答
犯人:ソフィー
理由:ルブラン氏の才能への嫉妬
解説:
-
密室のトリック: ドアと窓が内側から鍵がかかっていたことから、犯人はアトリエの中にいた人物、つまりルブラン氏、ソフィー、ジャンのいずれかである。
- 証言の矛盾:
- ルブラン氏は被害者なので、可能性は低い。
- ジャンは庭にいたと証言し、窓の下に足跡がないことから、アリバイが成立する。
- ソフィーは絵の具の準備をしていたと証言しているが、アトリエの床に絵の具が飛び散っていることから、絵筆を使って何かをしていた可能性が高い。また絵筆の置き場所を知っていたのはルブラン氏とソフィーのみ。
- 動機: ソフィーはアシスタントとして、常にルブラン氏の才能を目の当たりにしており、嫉妬心を抱いていたと考えられる。絵筆を盗むことで、ルブラン氏の創作活動を妨害し、自分の存在をアピールしようとした可能性がある。