2025-06-16 23:10 の謎
毎日謎解き:消えた王女のティアラ
物語:
ある王国で、王女の16歳の誕生日を祝う舞踏会が開かれました。会場は豪華な装飾で彩られ、音楽が華やかに響き渡っています。王女は、代々王家に伝わる美しいティアラを身につけていました。しかし、舞踏会の最中に突然、会場が停電に見舞われました。数分後、明かりが戻ると、なんと王女のティアラが消えていたのです!
王国騎士団長のあなたが、この謎を解き明かすことになりました。会場にいたのは以下の5人です。
- 宰相: 王国の政治を司る、冷静沈着な老人。
- 近衛隊長: 王女を護衛する、屈強な男。
- 王女の幼馴染: 王女といつも一緒にいる、少しわがままな少女。
- 隣国の王子: 王女に求婚するため、遠方からやってきた青年。
- 宮廷道化師: 会場を盛り上げる、おどけた男。
聞き込み調査の結果、以下の証言が得られました。
- 宰相:「停電の間、私は自分の身を守るために、壁際に立っていました。何も見ていません。」
- 近衛隊長:「停電後、すぐに王女の安全を確認しましたが、ティアラはありませんでした。私は王女から目を離していません。」
- 王女の幼馴染:「停電が怖くて、私はずっと泣いていました。誰がどこにいたかなんて、覚えていません。」
- 隣国の王子:「私は王女の美しさに目を奪われていました。停電の間も、彼女から目を離していません。」
- 宮廷道化師:「停電を利用して、皆を驚かせてやろうと面白いことを考えていました。ティアラには触っていません。」
さらに、騎士団の捜査により、以下の事実が判明しました。
- ティアラは非常に高価で、換金するには時間がかかるため、すぐに金銭に変える目的ではない。
- 犯人は、王女に恨みを持っている可能性がある。
- 停電は意図的に引き起こされたもので、会場のブレーカーが何者かによって落とされた。
- 停電の瞬間、会場には王女の悲鳴が聞こえた。
- ティアラを持ち出すには、王女を気絶させる必要があった。
問題:
論理的に考えて、ティアラを盗んだ犯人は誰でしょうか?その理由も説明してください。
解答
犯人は隣国の王子です。理由は以下の通りです。
- 王女の悲鳴: 停電時に王女の悲鳴が聞こえたことから、王女は気絶させられたと考えられます。
- 王女への恨み: ティアラは換金しにくいため、金銭目的ではなく、王女への恨みが動機として考えられます。
- アリバイの矛盾: 王子は「王女の美しさに目を奪われていたので、停電の間も彼女から目を離していません」と証言していますが、王女が悲鳴を上げて気絶させられたのなら、それに気づかないはずがありません。つまり、王子の証言は嘘であり、犯人である可能性が高いです。
- 動機: 王女が気絶している間にティアラを盗む事で、求婚を断る理由を作れる。また、隣国へ持ち帰る事で外交カードにも使える。
他の人物のアリバイも確認しておきます。
- 宰相: 壁際にいたという証言は、犯行を否定するものではありませんが、消去法で除外できます。
- 近衛隊長: 王女から目を離していなかったという証言は、矛盾しており、犯人である可能性もあります。しかし、王女を護衛する立場であるため、動機が薄弱です。
- 王女の幼馴染: 停電が怖くて泣いていたという証言から、犯人ではないと考えられます。
- 宮廷道化師: 面白いことを考えていたという証言から、犯行を行う時間的余裕はあったかもしれませんが、動機が不明です。
したがって、最も矛盾がなく、動機も考えられるのは隣国の王子であると結論付けられます。